台湾から日本に帰国してまもなく、
「マッチングが成立しましたので、ドナーさんを紹介します」
とコーディネーターより絵文字付きの可愛いメールが来た。
期待が高まる。
開示された情報は下記の6つだった。
・凍結卵子の数
・血液型
・年齢
・身長
・体重
・現在の職業
どんな感じのドナーなのか、この6つの情報だけでは想像が困難だ。
趣味は何か。
性格はどんな感じか。
どんな容姿なのか。
偏差値はどのくらいか。
どんな家庭環境で育ったのか。
このシステムは、思い切りが必要なのだと思う。
血液型や身長だけでは、ドナーの長所も短所も分からない。
しかし、私といえば閉経同様の子宮を抱えており、我が縮んだ子宮に残されている時間はない。
相当の中高年、子宮は既に高年なのだ。
提供いただける卵子があるならば、有難く譲っていただこうと思った。
コウノトリのドナーマッチングでは、夫婦の希望を基にドナーを毎回1人だけ紹介される。
断れば、また違う1名を紹介されるシステムだ。
コーディネーターのマッチングを信じ、他のドナーと比較検討することなく、1人目のドナーで「お願いします」と返事をした。