ホリエモンこと堀江貴文氏は、
自身の著作「ゼロ」で、
能力と人生の切り開き方
について語っています。
その理論がかなり
的を得ていると感じたので、
ちょっとご紹介します。
本の副題は、
「なにもない自分に
小さなイチを足していく」。
堀江さんの言いたいことが、
うまく詰まってると思います。
彼に言わせると、
まずやるべき当たり前のことを、
ほとんどの人はやっていない
のだそうです。
成功のノウハウだけを
聞いて回ったり、
ギャンブルのような
一発勝負に出る前にやること。
それは足し算です。
まだ何も手を付けていない
素の自分の状態では、
芽が出なくても当然ですよね。
いわば「ゼロ」の状態。
いきなり大きな成功を
つかもうとするのは、
かけ算をするようなものなので、
ゼロはどう頑張っても
ゼロのままです。
小さくてもいいから、
何かの経験を積んだり、
スキルを身につけたりする。
「１」を少しずつ足していけば、
そのうち１０になり、
やがて１００にだってなります。
その状態でかけ算をすると、
飛躍的に成果が出るってわけです。
たまに運よく成功のステージに
上がれる人もいますが、
仮初めの成功に過ぎません。
突然テレビに出るようになった
芸能界の人の中には、
最初は勢いで活躍するものの、
すぐにどこかへ消えてしまう人も
少なくありません。
仕事をするほど周りの人との
実力差を見せつけられ、
薄っぺらな自分にどんどん嫌気が
差してくると話している人を
たまに見かけます。
テレビで活躍するというのは
相当な掛け算ですから、
自分がゼロだったことに気付くのは、
かなりショックが
大きいのかもしれません。
そのまま走り続けるには、
土台として積み上げたものが、
致命的に足りないのです。
堀江さんにとっての１は、
中学生の時にのめりこんだ
プログラミングの技術だそうです。
寝食の時間を惜しんで
勉強し続けました。
大抵の人は、
そこまで時間と労力をかけて
取り組むことはしませんよね。
でも、これこそが彼の言う、
「まずやるべき当たり前のことを、
ほとんどの人はやっていない」
ということなのでしょうね。
才能のかけ算で花開いていくのは、
簡単なことではありません。
でも。
すごく興味がわいている、
ワクワクしているなら、
きっと話は別です。
何かに熱中している人がいたとして、
自分から見たらその努力は
すごく大変そうなのに、
実は本人はそれを
努力と思っていなかった、
ということはありませんか？
そういう人は、
楽しくてワクワクするから、
ついつい寝る間も惜しんで
やってしまうのです。
もっとうまくやるには
どうしたらいいかとか、
無意識に考えてやり続けるので、
自然と腕が上がっていきます。
そしてただ興味本位だったことが、
ものすごく価値のある才能に
変わっていきます。
周りの人は驚き賞賛しますが、
当人は楽しいからやっているだけ。
努力を努力と感じさせない、
それがワクワクの力なんです。
堀江さんを突き動かしたのは、
コンピュータが自らの人生を
一変させてくれるという
確信めいた直感と、
並々ならぬ好奇心でした。
あなたは何に関心がありますか？
どんなときがワクワクしますか？
その中で、まずは「１」を
足していきましょう。
かけ算ではなく、
まずは足し算をしていきましょう。
大丈夫。
ピンとくるものが見つかったら、
きっと勝手に身体が
動いてしまいますよ＾＾
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