昨日はとても珍しい
天体ショーがありました!
三年ぶりの皆既月食です。
しかも「スーパー・ブルー・
ブラッドムーン」という、
ちょっとよくわからない
くらいの特別さです(笑)
まずスーパームーンというのは、
月と地球の軌道がが近づいて、
月が大きく見える現象です。
そしてブルームーンは、
一ヶ月のうちに二度満月があり、
その二度目の月のことをいいます。
さらに皆既月食中は月が赤黒く見え、
ブラッドムーンと呼ばれています。
これだけ条件が
重なるのは珍しいですね。
これはぜひとも見たいということで、
朝に卦を立ててみました。
離為火という卦です。
離宮の首卦で六沖卦とあっては、
既に何かが動き出す特別感を感じます。
用神は五爻の子孫未土とします。
月破で騰蛇が臨み、
これも珍しい現象である
ことを伝えています。
月が月破とはどういうことか、
発想を広げていくと、
これが月食ということですね。
丑と未は二つとも土の五行で、
地球が月の光を侵食するので、
二爻の子孫丑土が地球です。
青竜が臨んで
青い星という意味になりますし、
僕たちの目線は月を見上げるので、
二爻が地球、五爻が月とするのが
しっくりきます。
世爻は六爻の兄弟巳火で、
暗動して用神を生じて、
月食を見たい気持ちが出ています。
用神の原神が暗動するのは、
日辰の亥水に沖されるからですが、
亥水は卦の応爻にも現れています。
官鬼亥水には朱雀が臨み、
これがブラッドムーンの赤ですね。
用神と原神が青と赤に沖されて、
スーパー・ブルー・ブラッドムーンが
出来上がると見ました。
今回の皆既月食の時間は、
部分食が20時48分から始まり、
皆既食が21時51分に始まり、
22時29分に食が最大になり、
23時8分に皆既食が終わり、
0時11分に部分食が終わる
ということでした(国立天文台
データより)。
卦には時間も割と正確に出ていました。
亥の刻(21時~23時)に
巳火が暗動するので、
部分食の始まり、食の最大、
食の終わりに対応しています。
日辰の十二支は意味が強いので、
この日の注目すべきは亥の刻、
と考えることもできますね。
子の刻は巳火が剋されて
用神を生じられなくなり、
月食が終わります。
用神と原神がどちらも弱めで、
官鬼や父母が力を持っていて、
ちょっと天気が心配でしたが、
皆既月食はしっかりと見れました。
食が終わってからは
雲が出てきましたけどね。
前回の雪占いのときに、
巳火が沖去されて雪がやんだのでは、
という考察をしましたが、
今回の皆既月食は巳火の沖動が
鍵となっていました。
沖剋されたにもかかわらず、
用神を生じて成立したのはなぜか。
吉凶ではなく、
ただ事実を伝えただけだからなのか。
何かを読み違えているのか。
まだ知らない法則があるのか。
暗動(沖動)に関しては
相変わらずモヤっとするので、
ぼやきながら今回は終わります(笑)
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