五行易を使って、
天候を予測することができます。
100%とはいきませんが、
時には天気予報もしのぎます。
とある日の天気予報が外れたとき、
五行易で正確な天気を当てた例です。
天沢履と風雷益という卦が出ました。
結論から言うと、
基本的に曇り、16時前後に晴れ間がのぞき、
20時前後に雨という判断です。
そしてそれはすべて当たりました。
天気予報は、
ずっと晴れであると報じていました。
実際には、
曇っている状態から16時前後に晴れ、
20時8分に雨が降ったのです。
以下は専門的な分析となります。
特に変化のない卦であれば、
基本的に世爻を用神としますが、
発動爻が2つあるので、
その変化を見ていきます。
この展開はなかなか複雑です。
人によっては違う結論になったり、
判断の仕方も違うかもしれません。
まず父母と官鬼が発動していますが、
父母は変爻の合にあい、
官鬼は退神となっています。
妻財は月破で隠れて日生を受け、
子孫は月剋と日生で静かです。
晴れ、雨、曇りがせめぎ合っています。
発動しているのは父母と官鬼ですから、
雨は降るでしょう。
基本的には曇りです。
日は子孫で世爻が申金を持すので、
16時前後には、
晴れ間がのぞくかもしれません。
戌土の空亡が実すると三局となり、
20時前後に雨が降ります。
このときは感覚で三局成立を取りましたが、
父母の合が解かれる子の刻に降ると
判断する方が普通かもしれません。
結局のところ、
最後の決断は直感によるものが
大きいのではないでしょうか。
ちなみに、亥の刻は絶となって
雨が弱まるか止むかして、
子の刻は合処逢沖で
また降り始めるとも考えられますが、
その日は20時以降の天気を
確認することができませんでした。
もしかすると、
子の刻に妻財の月破が解かれて
本卦に出てくるので、
もう一方の三局成立の
応期となったかもしれません。
まだまだ実践とデータが必要ですね。


