みなさんは漫画、読みますか?
僕は結構好きな方で、
いろいろ読んだりしてます。
質がどんどん向上し、
もはや漫画は子供だけが
読むものではなくなりました。
その中で得られる知識や感動は、
映画や小説などと遜色ありません!
と、前置きはこのくらいにして(笑)、
今回は天職と冒険と、
そして母親のお話です。
尾田栄一郎さん作の「ワンピース」。
子どもから大人まで幅広い
人気ですよね。
僕は20年近く愛読しています。
ワンピースの世界観の設定について、
尾田さんが興味深いことを
語っていました。
物語に「母親」を
あまり登場させないというのです。
歴史語りの中ではたまに登場しますが、
メインストーリーの展開では
ほとんど出てきません。
その意図とは、
母親というものがワンピースの
ストーリーの中心軸である、
「冒険」と対極の存在だからだそうです。
これには「なるほどなぁ」
と思いました。
ほとんどの場合、
母親は子供を危ない目に
合わせたくありません。
穏やかで安定した人生を望みます。
死の危険が付きまとう
航海や冒険なんて、もっての他です。
これは、天職ややりたいこと探しに
関わってくるテーマでもあると思います。
僕たちがこの人生で本当に
やりたいと思うことは、
ほとんどの場合、
安定や安全の外にあります。
トラブルや敵に立ち向かい、
あるかどうかもわからない
財宝を目指して進み続ける。
そんな側面が天職探しにはあるため、
二つ返事で応援してくれる
ことの方が稀です。
そんなことを追い求めて、
結果が出なかったらどうするの?
ちゃんとした人並みの生活を送りなさい。
そう言い聞かされて
育ってきた人たちが大多数なので、
人並みの無難な人生こそが
正義であるというのが、
おおよその一般論です。
そこからはみ出そうとか、
自分らしさを追求しようする姿勢は、
ともすれば迫害の対象にさえ
なりかねません。
特に日本では、
村八分が何よりも恐れられてきたように、
人と違うことをすることへの
抵抗感がまだ根強くあります。
好きなことにチャレンジしてみたい、
でも周りにも合わせなきゃいけない。
そんな板挟みです。
とはいえ、終身雇用が
当然だった時代を考えれば、
世の中は大きく変わりました。
一つの場所で働き続けることが、
むしろリスクであると主張する
意見も出てきています。
少しでも人と違うことをすれば
白い目で見られた時代は
徐々に過ぎ去り、
少しずつですが自分らしさを求める
生き方に追い風が吹いてきています。
そしてそれは、
ここ数年のうちに、
もっと加速していくでしょう。
人生の岐路に立った時に、
心配してくれる家族や友人を立てるのか、
自分を貫くのか決断する必要があります。
言うまでもなく、
周りの意見だけ聞いていれば、
本当に納得できる人生を送れません。
好きなことを見つけて
自分らしく生きたいという想いは、
どれだけ本物でしょうか?
それによって、
どこまでやってみるかが決まります。
もちろん、安定した生活を送りながら、
手の届く範囲で趣味やライフワークを
楽しむ生き方もあります。
自分にとってベストなさじ加減を、
明らかにしていきましょう。
ちなみにワンピースの世界では、
おじいちゃんがメチャメチャ強いです!
要所要所で若造たちを
圧倒してます(笑)
若い人たちがお年寄りに対して
無礼だったりするので、
おじいちゃんおばあちゃんを
強く描いているのだとかいないのだとか。
強い老兵がたくさん登場するかと思えば、
金持ちや権力者を不細工に描いていたり、
尾田さんの反骨精神や
ロック魂が伺えます。
覚悟を決めて
全力で生きている海賊たちは、
やっぱりカッコイイです。
夢や目標が大きければ大きいほど、
強い意志が必要ですよね。
自分を心配して反対してくれる
家族や友人たちと、
あなたはどう向き合っていきますか?
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