子どもの頃は自然とできていたのに、

 

大人になるにつれてできなくなること、

 

たくさんありますね。

 

 

その中でも特に大きいのは、

 

「素直になる」ということではないでしょうか。

 

 

 

失われていく本音と素直さ

 

 

大人として生活していると、

 

言いたいことが言えない、

 

やりたいことができない

 

という場面はたくさんあります。

 

 

こちらが悪いとわかっていても、

 

プライドのせいで素直に謝れなかったり、

 

他の人に気を遣って、

 

本意とは違う選択をしたり。

 

 

自分に正直でない

 

言動や選択を続けた結果、

 

この人生で何をしたいのか、

 

本当にやりたいことは何なのか、

 

どんどんわからなくなってしまいます。

 

 

そんなときに子どもを観察してみると、

 

失ったものが見えてくることもあります。

 

 

 

それは成長か、退歩か

 

 

子どもは自分の思ったこと、

 

感じたことをそのまま口にし、

 

やりたいと思ったことは即座にやります。

 

 

純粋な本能のままの時代に、

 

気持ちにフタをして我慢するなんてこと、

 

あまりありません。

 

 

経済力や行動範囲に制限はあるものの、

 

遊びの達人である子どもは、

 

感覚的には大人よりずっと、

 

自分らしい人生を生きる素質があります。

 

 

本能に正直であるゆえに失敗したり、

 

トラブルになることもありますが、

 

少なくとも自分に正直ではあります。

 

 

大人は大抵、

 

自分に正直ではありません。

 

 

たくさんの痛みを知り、

 

失敗やトラブルを回避したいあまりに、

 

極度に自分を押し殺してしまう

 

傾向が強まるものです。

 

 

それゆえに、

 

場を収めるため、

 

ときには自分以外の誰かのために、

 

大きすぎる犠牲を

 

自らに課してしまうこともあります。

 


本当は、自分なりの主張がある。


楽しくて幸せを感じられる生き方がしたい。


無邪気に遊びまわっていた頃に、

 

当たり前のようにできていたのに、

 

今それをしようとすると、

 

怖くてたまらなくなる。

 

 

それを一般常識では「成長」

 

と呼ぶのかもしれませんが、

 

「自分らしい人生を生きる」

 

というテーマを考えたとき、

 

強過ぎる危険回避意識は、

 

逆に足枷となり得るのです。
 

 

 

どう見られるかが気になる大人

 

 

公の場で、

 

大勢の人の前で話をするとき、

 

「え~」という前置きの

 

発声をする人は多いでしょう。

 

 

考えをまとめて言葉にするために、

 

頭で整理する時間をつくる、

 

あるいは自分を客観的に見て、

 

適切に振る舞えているだろうかと、

 

確かめる意味もあります。

 

 

これが子どもから見ると、

 

なんだか滑稽に映るんですよね。

 

 

なんで「え~」とか言うんだろう?

 

 

そんな疑問が

 

沸々と湧いたのを覚えています。

 

 

今ではよくわかりますが、

 

幼き日の僕は、

 

校長先生が話しているときに、

 

話終わるまでに何回「え~」を挟むのか、

 

友達と数えて遊んでいました(笑)

 

 

 

好奇心と素直さが本質に迫るカギ

 

 

他人が無意識にやることに

 

新鮮味を感じたり、

 

当たり前だとされていることを

 

疑ってかかれる感性は、

 

天職や生きる目的と出会うために

 

必要なことです。

 

 

年齢を重ねるほど、

 

経験で物事を判断するため、

 

考えが先走るあまり、

 

行動力が失われていきます。

 

 

常識的に振る舞うことや、

 

失敗を回避するための配慮も

 

必要なことは確かです。

 

 

でも、ここぞというときには、

 

思い切りよく

 

跳びこむことができる潔さも、

 

備えておきたいものですね。

 

 

嬉しいときには思い切り喜ぶ、

 

悲しいときは涙を流す、

 

怒るときにはちゃんと怒る。

 

 

そういう自然な感情を大切にするのが、

 

本当に自分らしい生き方を

 

見つける第一歩です。

 

 

 

 

Fortune Therapy     湊 夕季

  RESERVA予約システムから予約する