タイムトライアルモデルの開発や商品投入は各社この数年ばらついています。ラインナップから撤退しているブランドも多くあり、それはそれで仕方ないとも思います。空力開発にかかる投資額は高額化してきており、形状的に良いアイデアを見つけることが用意になっても、カーボン積層のバランスやコックピット周りの環境を適切に整えることができるのか否かは大きな差異となります。

 

そんななかで久々にモデルチェンジを果たして投入されるのがRIDLEYのDEANの新型です。前作からかなり時間が開きましたが、その間のRIDLEYのエアロダイナミクスに対しての投資は非常に大きいものでした。

 

 

 

 

昨年夏の世界選手権から実戦投入されていたようですが、日本での発売開始はこれからとなります。”DHバーは含まれておらず、オーナー自身でバーを別購入すること” になります。手間は増えますが、昨今のハイハンズポジションを構築するうえではDHバーの選択は非常に難しいため、メーカーが用意しないでくれている方が良い場合が多いのです。 一部ブランドはPROFILE DESIGNなどを開発段階からパートナーに選び、様々なポジションに対応可能とするケースもありますが、フレーム単体売ならDHバー無しは悪くない判断だと思います。

 

バーは付属しませんが、各種のアームレストなどと互換が取れるマウントパーツは付帯するので安心です。超高級なDHバーシステムじゃないと組めないなんてことはないので予算とバランスで検討しましょう~

 

 

 

 

 

 

薄いベースバーですが剛性は十分にありそうです

 

 

薄いだけでなくユーティリティも考えられていて、組みやすそうです。フォークコラムはD型です。有線Di2スイッチのケーブルを外に出さずに組めるかどうかは選ぶDHバー次第ですが、ベースマウント部に穴は開けられているのできれいに隠せるかもしれませんね。

 

リアハンガーはUDH対応

 

リアクリアランスは32 フロントは28です

 

前後サイズ変更をどのようにするかはライダー次第ですが、TTバイクで怖いのはリアからの滑り出しなのでリアのみやや太いタイヤとかもいいかもしれません。フロントタイヤが太いのが悪いわけではないですが、あんまり太いと曲げれない(曲がろうとしてもタイヤグリップに負けたりしては無意味)なのでF28-R32の選択範囲は現実的に良いのだと思います。

 

シマノのTTコックピットパーツがいまだモデルチェンジされないままなのですが、そろそろセミワイヤレスに対応する新しいスイッチセットがほしいですね。シマノだと配線、SRAMはワイヤレスで構築し易いけどお値段ちょっと高め という点で悩む人も多いかも。TEKTROのブレーキセットにSRAMのスイッチを入れるとかのやり方が一番価格を抑えて組めそうです。

 

フレームセット価格は ¥792000(税込)

購入ポイントは 100000ポイント付帯 となります!デカい!

 

入荷数の多い類のモデルではないと思うのでお早めにお声がけください、入荷は2024年12月以降から始まると思います。