前回↑

 

写真見ながら書いてるから 会場入口のアワード受賞品からになっちゃってますねw 

完成車としてのゴールド受賞はLIV GIANTのDEVOTE とMERIDAの新しいSILEXでした。うちはMERIDA売ってないけど、スタイルもかっこいいし、コンセプトも素晴らしいバイクだと思いました。完成度を高めたグラベルバイクが評価された感じですね。

 

アワード関連は下記に一覧があります。

 

 

 

 

 

前後でプロファイルの異なるリム形状とかチタン/カーボンスポークなどの特徴をもつHAWKVIのホイール。 ハウヴィー?ホークヴィ? と読むのかな。 なんかいわゆるレペゼン鷹村というところ HAWK VILLAGE で HAWK VI らしいです。リム製造がVARTMによるものだとか

 

 

VITTORIAのタイヤ 92%の材料が再生可能であり、二酸化炭素排出量をコントロールされた工場で在蔵されるということです。他にも再生材料を使用したサーモプラスチックリムとか、溶剤を水に置き換えたPU塗料(乾燥時間削減とか廃液処理の環境負担低減とかのため) みたいな新しい循環型社会への取り組みも始まっている感じです。これはすでにブームではなく、取り組みとして始まっているので、今後の動向は変わっていく (もう変わっている) と思います。

 

 

 

 

 

様々なチェーンブランドも出展していますがこの10年で市場シェアが大きく成長したのはやはりKMCでしょう。他社にはKMCを退職して興したブランドなどもあり、それぞれおもしろい商品を出していますがラインナップ幅ではKMCが大きくリードしています。

 

多段化と電動化が同時進行してさらに加速しているような昨今では、チェーンへの負荷は増しています。むか~しみたいにピンがぶっ飛んで山の中でチェーン自体を変える(予備を持っていってるw)みたいなことは起きなくなりましたけど。

 

シマノだけでなくKMCチェーンにも バリバリのゴミクズ偽物フェイクバカヤロー商品 がありますから、ちゃんとしたところで買ってください。うちがチェーンの持ち込み作業禁止にしたのは理由あるんすよ。

 

 

 

 

するぜ~放熱するぜ~ という意気込みが感じまくれるローターなんだけど、、、空気撹拌しまくってないかい?

 

放熱なんて別にいらんって思うかもしれませんが、何かで油温が上がりきってしまうとしっかりエア抜きしててもオイル内の気泡は膨張しますからね。そこまでのロングダウンヒルは日本には多くはないけど、 でもパンクしたとか 何かのトラブルでブレーキ時間がガンガン伸びたりしたらやっぱり放熱もちょっと大事になるんすよ

 

 

リユースできるヒートシンク DUCATIとかのでかいバイクのパーツにあったりしますよね。あんまり詳しくないけど。写真のマグラとか油量も多いしキャリパーの精度も高くてトラブル起きにくいけど、純正パッドにヒートシンクないのでいいかもですね

 

 

 

なだこれっていうものが出てきていないカーボンローター かっこいいけども。一番小さい140ミリはフルカーボンで、あとはステンレスコアがあるそうです。パッド?? なんか、、、まだ。。。これかららしい。チタンローターとかも出てたなぁ。

 

 

アルミかなって思ったら

 

 

鉄でした

 

 

TPUチューブも各所にありました。定着した感ありますね

 

 

 

 

 

3Dプリンターによる商品もすでに目新しくなくなりましたが、積極的に活用するメーカーや部分的に活用するメーカーが増えているそうです。

 

 

こちらは7046アルミニウムフレームの展示 アルミはほんとにいろいろありますからね。間違いなく今のアルミバイクで日本でそれなりの価格で買うものはよく走ります。

 

前職で死ぬほど走らないプロトタイプとかも乗ったけど、もう好みの領域とか超えてたりしたもんなぁ(遠い目) 

 

アルミもたくさん種類があるし、形状や溶接でも全然変わりますから面白いです。

 

 

シャッキリしてそうなフレームです。この写真とったあとに 知らん海外の人に 「クロモリフレーム乗ったことある?持ってる?」 って言われて 「あるよ~好きだよ~」 と答えたら、「若いのに?」 って言われたんで、「はははは! 47歳だよ!」 と答えたよ~w

 

その人は俺より若かったけど、自転車歴15年くらいの人だとなんらかの自転車の仕事してても体験したこともない素材があるのも不思議じゃないし、全然悪いことじゃないと思うんすよね。全部を知ってる人なんていないんすよ。

 

カーボンフレームはこういうものだ、アルミはこういうふうになる クロモリはこうだ チタンはこうだ みたいな 素材からの初期分類 って、可能っちゃ可能だし大事だけど 技術の進歩とともに簡易ではなくなっているように思います。難しいというより多様性が増してるかんじ、良いことですよ。作っている方々がいろんな挑戦をして、可能性を拡大してくれたからなんすもんね。

 

誰にでも好きな素材はあるだろうし、憧れの素材もあるだろうし、作る側にも得意な素材やこだわりのある素材はある と思いますが、 自分の好きで他人の好きをぶん殴ってくる人 がもしいたら、何にしても 全力で逃げていいと思いますけどね。 

 

脱線したなw

 

 

ハブ関係は去年より熱狂的じゃなくなったかも、去年はほんとにハブ屋さん多かったw 昔と比較しても怪しげなハブ屋さんは減ったのかも

 

とはいえ、ベアリングやフランジが割と早い段階でやばくなって相談されるものは持ち込みでは多いから吟味は必要ですわね。

 

 

 

 

これはRIDEREVERというところのTTブルホーン用のブレーキ。シマノのサテライトスイッチをきちんと格納できるし、SRAMのブリップス無線ボタンもくっつけられる。 実際、TTバイクはいっときよりも高額化しすぎているし、部品供給も滞りがち。こういう部品メーカーを完成車メーカーは吟味して育てることで、パーツブランドの枠を崩していっても良いと思うんすよね。

 

SHIMANOは12速化したタイミングでTT構成はセミ無線化出来ていないし、SRAMはS900エアロの1本構成のみ(どうしても高額)。 この先、トライアスロンをTTバイクでやりたい人が増えてきたときに必要とされる気がしますね。

 

サードパーティの部品て修理する場合とかを全部吟味してから、評価してきたんですけど、最近の主力ブランドに「直せないもの」が増えてきたんですよ。直せなくても性能や全体構成の優秀さが高いレベルにあるものは良い(良いっていうか仕方ない?)んだけど、油圧ブレーキと電動変速はサードパーティで動きのあるところには実際のところチャンスなんすよね。

 

このブレーキだとまだTEKTRO/TRPのT910を越えれているとも言えないけど、去年終わりから油圧ブルホーンタイプレバーで シマノカンパスラムテクトロ 以外の現物未見のひとつだったので見れてよかったっす。

 

 

つづく