爆裂に忙しくなった先週、まぁまだ20台くらい待機はありますが、ひとまず落ち着きました。ご理解御協力いただきまして誠にありがとうございました。ここから展示会とかいろいろ始まるのですが体調整えたりする時間は見つかる予定ですw(予定は未定ですがw)

 

さて、DT SWISS 先日価格改定されて相談増えています。世界中のトップブランドのOEMを受けている大規模メーカーですが、欧米の評価と比較して、ちょっとまだまだ知る人ぞ知る状態になっているかもしれません。

 

台湾の工場を見学させてもらったことがありますが、当時言っていたのはプレーンスポークは台湾で鋼材から製造するが、特殊スポークはスイス本国で製造し、使用するホイールに合わせてネジやヘッドを加工しているということでした。工場内には高精度な三次元測定機や数々の検査機器もあり、品質維持に並々ならぬ投資を行っていました。

 

また、基本的な作業工程も作業員の教育を段階ごとに設定し、なおかつ習熟度に合わせて、作業配置を変えていて、「なんだかよくわかってないけどハブにベアリングを入れるだけの人」ではなく、「ハブボディやベアリングやスポークなど全体の知識を多くのスタッフに理解してもらい実践を伴って対応する」ってことにこだわっているようでした。

 

効率と人的投資は高くなると思ったのですが、些細な変化や品質維持は全体的なレベルに左右されるので、理解と習熟度を上げ続けるのは結局効率が良くなると考えているそうでした。

 

 

各社のOEMを手掛けているから、DT SWISSの商品よりも価格設定の安い他社OEMがコスパいいだろう という見方もあるかもしれません。結局は好みなのですが、実のところではハブもスポークもリムも DT SWISS にとっての”虎の子”は、他社には流出させていません。

 

特に最近はスターラチェットのパテント切れのあと、大量のスターラチェット構造が出てきていますが、実用で見ると圧倒的にDT SWISSの耐久性が高いです。道具はベストコンディションであることが望まれますが、常にそれを維持するのは用意ではないです。ある程度乗り込んだあとの、実運用を考えると、同じ面ラチェット構造でも 質の良さ はダントツです。

 

 

 

 

もうちょい自社のアドバンテージを誇示するとか、なんなら競合や類似品との差別化を声高に示してみたら?と台湾で知り合いに言ってみましたが、 「う~ん、、、そういうのより質の良さを丁寧に知ってもらえるようにしたい」 そうです。まじめなんよね

 

チューブレスタイヤの軽量なモデルなどのビード上げには少しコツがいる場合があるかもしれません。適切な厚みのテープとの併用ですぐ解決しますが。また重量的に、同価格帯競合よりやや重いモデルもありますが、スポーク本数など含めて全て試しているのと数年使用したあとのヘタレの抑制まで想定するとただ軽いだけのホイールは出す気がない、最軽量とかが到達目標じゃないって明言してました。

 

そういうポリシーを外に言いなさいよって思いましたが、僕が好きなメーカーはそういうひとが多いので慣れてますw

 

ご興味ありましたらぜひお声がけください