LUN HYPERの取り扱いを始めますと前にちょろっと言ってましたが、23年モデルのHYPER D45が入荷しました。

 

 

まぁ、直販でも変えるモデルだと思いますが、当店ではメンテナンスなども行えますし商品の特徴がとても面白いので取り扱いを始めました。前作までも軽量で剛性も高いとは思いますが、カーボンスポークの特徴を考えると、ネジレ防止とスポーク角度が変わったら扱いたいなぁと思っていました。

 

 

従来モデルのほうが 足当たりが優しい というメリットもあると思います。テンポよくバイクを振る人でホイールからの跳ね返りを感じたくない人には従来モデルがマッチする人も多いように感じます。 対して、新作はねじれ剛性が上がることで剛性向上もありますが、二次的にタイヤの感触を把握しやすくなるかもしれません。昨今のワイドリム&ワイドタイヤ&低圧でトラクションを確実に掴んでいくスタイルでは、ホイール剛性(とくにねじれ剛性)は高いほうが有効になる場面は多いと思います。

 

あとカーボンスポークは縦方向の伸張剛性は高いですがやはりねじれてしまうのは良くないのでネジレ防止が入るのは良いことです。

 

 

 

お持ち込みのメンテなどで割と触っていますが、バラしてみます。

 

 

グリス入っとる。低粘度ですね。

 

他社にもありますがこの薄いワッシャーがないとだめなんで自力でいじる人は絶対なくさないでくださいね~w 6爪です。全面ラチェットタイプとかも爪がどんどん増えて、浅い角度でもすぐに駆動がかかるのがトレンドです。パワーのある人には良いことですが踏み込みのための助走も短くなるので一長一短です。

 

 

 

お持ち込みで多かったのはグリスが全く入ってない状態でフッ素スプレーだけなのか、かなり軽いオイルだけが塗布されて爆音を通り越して噛みが悪くなっているケースが多かったんですよね。”爪数が多い→爪一つにかかる負荷は少ないから、低粘度で十分。オイルでもオッケー”という理屈はまあ分かるんですが、メンテナンス頻度はきちんと高めてもらわないと性能維持が難しいかもしれません。トルクは爪の上部位置が高い負荷がかかりますが、オイルは撹拌されるとは言え、重力で下に逃げますからねぇ。 グリスのそもそもの優位は 残留力 そこに留まって潤滑を維持することにあるので。

 

付帯する説明書には 爪には潤滑剤不要、ミシンオイルなどで十分とあります。これもメーカーさんの判断であり、自信の現れとは思いますが、低粘度で内部滑走をスムーズに助ける潤滑はあったほうがいいと思います。実際、グリス入った状態で出荷されてますしね。

う~ん、場合によってはシマノのケーブルグリスとかでもいいでしょう。デュラグリスだと粘度が高く、爪の起き上がりを阻害する可能性があります。このあたりはお客様と話し合いながら初期点検以降に対応していきたいスネ

 

雨の心配がなく短距離であれば洗浄したあとでモーガンブルーのFM剤だけとかでいけば鬼回転になりそうです。

 

説明書にあるKLUBER NB52はめちゃお高い多目的グリースです。うちにはすいません常備してません。うちで使うクリューバーグリスはLDS18で、これはONYXハブに使います。あれは多数のスプラグクラッチが噛んだり離れたりするので高速回転用のグリスがいるんですね。

 

HYPERのハブにLDS18がマッチするかどうかはまだ検証してません。コスト的にはやりたくないですw(今はLDS18はチューブで12000円くらいするみたいす。2グラムのシリンジなら1430円、、、2グラムって)

 

このへんのメンテナンスについては今後も代理店さんとよく話しながら、適切なメンテナンスができるようにします。

 

 

話が脱線しまくりました。

 

そんなこんなで取り扱い開始しております。色々ご相談下さい。

 

脱線ついでに書いちゃうと、月曜日の雪の日は店を臨時休業にしました。結局仕事してましたが、シャッターは7時前に下ろし、8時過ぎまで電話対応をして、アキバに行きました。

 

 

2月20日で閉店されるスターケバブに行きましたw どうしても食べたくて。私と妻には思い出の店でもあるので、ケバブ5個買って、一度自宅に戻り、ケバブを配達してまた店で仕事しました。

 

テイクアウトで買うとき、自分の注文の順番が来ると目の前にケバブの回転台が来ますよね。あの熱気とジュージュー焼けるお肉を見ていると、心に平和を感じますよね。

 

あのケバブ回転台にセラミックベアリングを使えば、潤滑不要で清潔を保てるし、なめらかに高速回転するんじゃないかと妄想しながら出来上がりを待ったことは内緒ですw

 

ホイール、グリス、ケバブのブログでしたw (おなかすいた)