今はディスクブレーキの完成車設定が多く、フレームセットも最終生産状態になっているとは思いますが、完成度としては究極の域に達したことも同時に明らかだと思っています。別にプロレースでの勝率とかでなく、業界の新商品の割合でも無く、選択肢としてのキャリパーブレーキ、アドバンテージのある選択肢としてのキャリパーブレーキ、まだまだありなのです。

 

新規商品が多いわけじゃないから在庫は少ないけど、お買い得な状態になってもいるので毎週キャリパーブレーキロードも組んでますしね。

 

じっさいのところ、DOGMA でキャリパーとディスクどっちにしようかなというご商談は、うちではほとんど無いです。先にお客さんのほうで決まっている。同じ金額で近いスペックに仕上がることはなくて、完成車でも5万~8万違うし、バラで組んでも同じだけ違います。

 

で、2021年の完成車在庫も部品在庫もなんだか納期延長されまくりの今、キャリパーブレーキフレームの購入を考えるのって、SHIMANOの次のモデルチェンジ如何になってくるんでしょうね。

 

今、もしもSHIMANOがディスクブレーキしか次は出さないよってなると、コンポーネントの購入対象者は、イコール新規のフレーム購入者ありきになっちゃう。もしくは今のディスクブレーキバイクを所有している人の載せ替えを促すことになるのかもしれないけど、そこまで短いスパンで変速段数までを含めたシステム入れ替えする人は多くはないと思います。私もそれを推さないし。このコロナ禍で、新コンポとフレームも買い替えって、そこまで絞り込んだ新規需要喚起に踏み切ることがあるのかなって、、、ボク個人は思ってます。

 

今はまだ選べるキャリパーブレーキフレームがある → 次の世代の部品類もまだ対応可能な商品がある → 4~5年後のモデルチェンジでディスクブレーキのみの発表になる??? → そのころには選べるフレームも減っている の順番なんでしょうね。

 

もうひとつはキャリパーブレーキとディスクブレーキの両立を図りながらのフレーム設計に数年後は限界が来るようにも思います。タイヤクリアランスを広げたり、バーティカルコンプライアンス(縦方向のフレキシビリティ)の設計において、乖離が出てくるはず。そうなるとラインナップに加われないのはキャリパーブレーキになるでしょう。それは流れとして仕方ないです。

 

まさかディスクブレーキでデータ出したバイクからディスク台座取って、リア寸法変えて、キャリパー台座つけるなんてことはしないだろうし。(するなよ。すぐわかるぞ。って意味でもありますね)

 

今年~来年途中までがキャリパーブレーキフレームの選択肢がまだあるギリのらいんかもしれません。じゃあ、今すぐ急いで買いましょうって話か、というとウチはお客様の背中は押しませんのでじっくり御検討いただいたり、ご予約のうえ御相談くださいませ。

 

来週、DOGMAのキャリパーブレーキフレーム入ってきます(^_^)v

 

こんなことが出来るのかのF8、これ以上はないでしょうのF10から、まぢですかのF12。F10ユーザーが乗り換える必要性はないと思いますが、今あるホイールセットに不満が無い方にはキャリパーのF12は十二分に魅力的なはずです。