令和X年、、、シマノのディスクローターの面取り加工(角で怪我しないようにするための丸みをエッジに持たせる加工)を殺傷能力の高い普通のローター(殺傷能力なんて無いよ)に再加工したものを武器にした荒ぶる者たちが岩淵水門にたむろしている。その集団の名前は、通称 キャリパーブレーキ狩り。全員モヒカンである。

 

ちなみに 岩節水門付近で釘をばらまいて迷惑をかける社会性の欠如したアホンダラはこのとき既に、ローターを武器にする過激派=キャリパーブレーキ狩りの粛清を受け、シーラント漬けにされて中洲に放置されている。殺してはいない。釘と一緒にシーラントに首まで浸けているだけだ。

 

その岩節水門にキャリパーブレーキのロードバイクに乗った青年が気持ちよく、サイクリングしてきた、、、

 

モヒカン① 「ちょっと待ちなぁ!!お前ぇ!!何、キャリパーブレーキなんて使ってんだよぉぉぉ!止まる気ないのかよぉぉぉぉ!!!」

 

青年 「いや止まってるし」

 

モヒカン② 「キャリパーブレーキなんて使ってんじゃないよ!!ここから先はディスクブレーキしか通させねえぇぇぇ!」

 

青年 「うるせぇぇ!おまえらのせいでキャリパーブレーキの新商品が出てこなくなったじゃないかよぉぉぉ!!今までだって止まれてたんだから問題なんて無いんだよ!!ディスクブレーキ選ぶやつを根絶やしにすれば、キャリパーブレーキの時代が再びだぜ!!」

 

土手を駆け下りてくるMTB乗りが急に参戦!

 

MTB乗り2000年代中年 「そうだ!Vブレーキだって止まれてたんだ!軽いし!ディスクブレーキの制動力なんてMTBには過剰だ!!ディスクブレーキのせいでVブレーキが減った!パラレルリンクの思い出を返せ!!Vブレーキブースターというアルミ板に1万以上かけた時代を再び!」

 

横からア○ヤのマディフォックスに乗った壮年の男性が参戦!!

 

MTB乗り90年代 「おい!カンチブレーキだって、Vブレーキに追い落とされて細々シクロで生き永らえてきたのに、もう台座ないフレームばっかりやぞ!どうしてくれる!責任取れ!スコットマトハウザーのブレーキゴムのストックなんぞもうないわい!!」

 

Uブレーキ乗り 「もうUブレーキのことなんて変なブレーキ扱いなんでしょ?」

 

さらにロード乗りも参戦

 

デルタブレーキ使い 「ブレーキのように見せかけて、あまりの効かなさに脳が加速を感じるという私の技を喰らえ!!」

 

テクトロ 「なんでもかんでもテクトロっていうんじゃねぇえぇぇえ!!ノーブランドのどうしようもないブレーキまでうちのイメージに繋げるな!!特殊形状のブレーキ依頼をこなせる技術はうちにしかないんやぞぉぉ!」

 

マグラ 「HSシリーズはまだ現役!ロードはカンパの方で好評やで。」

 

ヘイズ 「......MTBでは高評価やぉ」

 

スラム+AVID 「ちゃんとオイル交換しないで、久々に引っ張り出して膨張して動かなくなるのは所有者の責任ですよ。あと、ほんとにブリードの前に気泡抜いて!仮真空状態大事!!」

 

CODAブレーキ 「いまさら、、、修理とか言われてもなぁ。。。。」

 

EEブレーキ等軽量ブレーキ勢 「あ~まぁ、どうせ軽量マニア向けなんでこれと言って特には」

 

「シマノの陰謀だ!」「いやわりと全部シマノ製やんけ」「規格が揃ってない」「いやそれ自分、5年前から言うとるけど今なんか変わったん?」「差別だ排除だ」「それ言うたらどの年代まで保護すんの」「MTBにはサスペンションはいらない」「手元変速レバー?重いものを上につけるなんてバカバカしい」「ビンディング?トゥストラップの締め付けなしなんて使えるか」「DHバー?意味あんの?」「スコットのDROPinLFハンドルって空力いいって言ってたよね?」「あとになれば新製品が出る」「それ普通やん」ワーワーギャーギャー

 

 

喧々諤々のブレーキ論争と共に血で血を洗う、いやミネラルオイルでDOTフルードを洗う(まじやめろ!)戦いが繰り返される中、自転車始めたばかりの若者が通りかかる。

 

 

若者 「あの~通ってもいいですか?」

 

 

(シーン)

 

 

デルタブレーキ/Uブレーキ/カンチブレーキ 「お~通りぃや~ いつでも止まれるスピードで走るのは偉いで~」

 

Vブレーキ/マグラ/ヘイズ/テクトロその他 「ちゃんとメンテもされたええバイクやね~ 見ただけでわかるわ~」

 

CODAブレーキ 「そうそう。メンテちゃんとした結果、気に入った部品と分かれるときも来るかもしれんけど、故障や怪我するわけにはいかんからね。」

 

キャリパーブレーキ青年 「ボトルもちゃんと入っているかい?気温があがると油断しやすいよ」

 

若者 「みなさんありがとうございます!みなさんもかっこいいですね!」

 

 

キャリパーブレーキ狩り一同 「ちょぉぉぉぉっと!待ちなぁ!!」

 

(ザワワっ!)

 

モヒカン① 「今のうちにトイレに行きたいなら、そこの建物のトイレを使いなぁ!!」

 

モヒカン② 「きれいに使えよ!サイクリストのマナーだ!あと鍵はあるか!鍵かけろ!」

 

モヒカン③ 「鍵かけてトイレ言っている間に不審者がいないか、他人だけどなんとなく俺たちが見ていてやるぜぇぇ!」

 

若者 「ありがとうございます!!」

 

 

モヒカン一同 「俺たちブレーキシステムの違いはあれど、マナーを守るサイクリストだからな!他の場所でも変速段数でバトってるやつとか、フレーム素材でバトってるやつとかいるけど、みんな土曜はサイクリング、日曜は家族サービス、月曜は出社だぜ!」

 

みんな 「月曜が来ないブレーキが欲しいぜwwww」

 

わっはっは!自転車楽しいな!

 

おしまい

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昼飯食いながら妄想してみただけなんですけどね。ブレーキの新規格うんぬんて、賛否で語られがちですけど、本当に楽しさを感じるところと乖離しているのは寂しいなってのと、来年、がっつりディスクブレーキ商品ばっかりになると思うんですけど、「急にそうなった」ってことも無いんですよ。情報が偏ってたというか、手に入れやすい情報が偏ってただけ。

 

2015年にユーロバイク行った段階で、いやもうこれ来るでしょと思った割にはむしろ時間かかった/時間かけたなって感じです。もう5年ですもん。

 

https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/178116

 

ディスクブレーキがどうなのか気になるのは当然ですし聞いて頂ければお手伝い出来ることもあるかもしれません。是か非かは個々人のニーズでしょうし、陰謀論はネタとして使い古されてますね。売り場での僕は目の前のを修理したり組んだりし続けるだけなんですが、完成車で最初にブリードされているバイクのホースの長さを毎回詰め直すのにも慣れました。バラで送ってほしすなぁ。。。地味に請求してない部品代かさむんですよw

 

オチは特にありませんw