2018年末は錦糸町のお店だった建物を引き渡し、新しいほうで数日作業。たまたま通りがかった何人かのサイクリストのお客さんとお話させてもらったりしました。(日中の工事作業中は私以外の人間の立ち入りを全てお断りしているので、職人さんに声をかけてくださって断られた方はごめんなさい。私も毎日いるわけではないので。)

 

大晦日は高専時代からの友人とアメ横で忘年会でした。15歳からお互いを知っているので、もう四半世紀が過ぎていますが、なんだかんだと20人以上と縁があるまま、それぞれの子供や嫁さんを交えて集まれるのは嬉しいことです。海外で暮らす同級生も多くなってきて、それはそれでたまに面白い話も聞けるので嬉しいですね。

 

昼過ぎから飲んで、紅白歌合戦を見るために嫁と帰宅してのんびりと年を越しました。

今まで箱詰めしたり作業したりで大晦日も仕事が多かったし、30秒ほど年越しを過ぎて帰宅したときは本当に申し訳なかったりしましたね。今年くらいは?いやいや休むべきときには休みたいです。これからは。

 

お店がないことでご不便をおかけしているのは、それはもうホントに痛切に申し訳ないと思っているのですが、こうして過ごしているとちょっと今までの8年間の間に犠牲にしてきた物事が見える思いもあります。俯瞰するほど余裕はないですが、距離を変えて、自分や自分の仕事を見てみると気付きも多いです。

 

今までしてきた出張も思い出してみると大きな流れみたいのもあって、やっぱそういうのは日々当事者だと見えてこないですね。お客さんやこれから自転車に興味を持つ人のほうが先に気づいていることもあるんじゃないでしょうか。

 

8年錦糸町で仕事させてもらって、これから亀戸で8年頑張ると、僕は50歳。

 

50歳になったときに”出来なくなるかもしれないこと”を無視して、この先の8年を過ごしたくはないと思うようになってきました。それがこの一ヶ月ちょいの間の大きな変化かもしれません。

 

そんなことを考えつつ、これまでの20年、30年の自転車界の変化を考えてみたときに私が思うのは、①達観なんてぜってぇしないぞ!出来ないぞ! ということと ②知ること、調べること、試すこと、聞くことを減らさないぞ! ということでしょうか。

 

それこそ、学生時代に仲間と読んでいた自転車の本にバンバン登場していたカリスマが目の前で酔っ払ってたりする機会にも縁あって恵まれるようになりました。

 

が、、、、そういう人が「も~自転車なんて興味ない!見切ったね!」なんてもし言ってたら、がっかりしつつも、よし!追いついた!追い越した!ふふふ老害め!なんて慢心も出来るのかもしれません。ですが、本物の先駆者は絶対そんなこと言わないし思ってない。笑顔で自転車面白い、こういうことを調べてみようかと思うって話ばかりなんですよね。そういう人、いっぱいなんですよ。先頭集団が下がって来ないですねw 後続集団も無いし、巨大な集団で必死に踏んでる感じ。

 

追いつく追い越すではなく、自分の走り方でこれから先を走りたいと思うし、もしも前に出られるなら踏んでいきたいですね。そのために意味のある移転にしていきたいと思っています。

 

さて、そんなモチベも新たにした年始から某誌のロケに参加させて頂きました。移転期間中の取材のお声掛けは本当に有難かったのですが予定がどれも合わず、お断りさせて頂いた関係者様には本当にごめんなさい。これはホントにタイミングです。

 

 

取材はホントにいい機会を与えてもらえたと思います。勉強になることばっかりでした。

 

ダラダラ長く書きましたが、やっと明日にはエアコンが動きそうです。4℃の室内で作業するのはそろそろ倒れそうだったのと着ぶくれして疲れてたのでw まだまだ時間かかること多いですが、今しばらくお許しください。頑張って準備します。