シクロワイヤードインプレッションで最新のANCHOR RL8に試乗させて頂きました。「プロフォーマット」って実際なんやねん?と思って乗り始めましたが、数分も立たずに「これがプロフォーマットだ!!」と強烈な手のひら返しを自分の脳内でカマしましたw

 

 

https://www.cyclowired.jp/news/node/258295

 

だって、結局、アンカーのプロフォーマットって概念的なものなので、「ここをこうしたからプロフォーマット」「ここにアレを仕込んだからプロフォーマット」みたいなキャッチコピーはないわけです。物理現象を数値化して徹底追求しているというわけですが、これはですね。「結果としてフレームに現れている」としか言いようがないですが、RL8ではものすごく感じられましたね。

 

標準弾性カーボンを使用しているミドルグレードだと、重量的な部分は他社商品も大体似てきますが、RL8が一番数値的なスペックと実走感のギャップがいい意味で大きかったと思います。後述する競合モデルと比べても重量あるはずなんですが、それを感じませんでした。

 

フレームで1000gちょい、フォークセット合計で1500g超えだと思いますが、重量面だけ見ると軽量アルミと同じかちょい負けるかもしれません。しかし、乗車感は実重量より大幅に軽く感じます。

 

よく、「乗って軽い」と言いますが、RL8は飛び抜けて軽快感を感じやすいと思います。近い価格帯で当店扱いでライバルになるであろうバイクは、、、

 

TREK EMONDA SL

BMC SLR02

GIANT TCR ADVANCED PRO

CANNONDALE SUPERSIX EVO

PINARELLO RAZHA

 

このあたりでしょうか。。。。 ザックリ私見を述べると、

 

TREK EMONDA SL 軽量でバイクが振りやすく、滑走感が非常に軽快。ライドフィールも素直。(重心位置がやや高めに感じるが慣れの範囲)

 

BMC SLR02 オールマイティなバランスの良さとフレームの軸がビシッと決まったコントロール性の良さ。(競合に比べて価格やや高い)

 

GIANT TCR ADVANCED PRO オールマイティなバランスの良さと踏み返しが少なく、乗り手のタイプを選ばない。コスパ高い。(ラインナップ多く、悩む人多いw)

 

CANNONDALE SUPERSIX EVO 軽量で剛性の高さがありながらも突き上げてくる振動を抑制しているレース志向な一台(ジオメトリーがやや特殊)

 

PINARELLO RAZHA 重量はややあるが、走行ラインを素直にトレースしてくれ中速域でのあ使いやすさ、踏みやすさが光る。(入荷が遅いw)

 

ANCHOR RL8 重量ややあるが、振動吸収性高く、後輪のしっかりした感じが踏みやすい。(ステアリングがややゆったりな点は好みがわかれる?上位モデルRL9との差別化が難しいが、タフネスはRL8 軽量性と登坂優位はRL9かな)

 

みたいな感じでロングライドモデルとしての設計なのに、スタンダードモデルと操作感や乗車感に差異が少ないフィールです。(よりレース志向のRS8はキビキビした旋回性能を持っていて、剛性感の高さが光りました)

 

話が長くなってしまいましたが、

①レースとかは今のところ考えてない

②輪行とかツーリングは結構する(したい)

③カーボンフレームに乗りたいけど耐久性の面で安心したい(最近はどのフレームも十分なタフネスありますけどね)

④自分のペースを維持するソロライドがメイン

⑤深い前傾姿勢はちょっとまだ怖い。最初は楽な姿勢で乗りたい。

 

そういったユーザー様にはアンカーのRL8がかなりおすすめしやすいと思いました。当日御一緒させて頂いたセオサイクル新松戸店の飯島さんも丁寧に乗り味を確かめていらっしゃいましたが、だいたい二人とも高評価している部分は同じだったと思います。

 

メーカー完成車もいいと思いますし、ホイールの剛性をガツン!と上げてあげるほうがフレームのバランスが活きると感じました。バラからの組み立てもおすすめです。