http://www.giant.co.jp/giant16/acc_datail.php?p_id=A0001376

 

ケースにはGIANTと書いているわけですが、GIANT専用なわけではありませんw

 

このトルクレンチのコスパのいい理由は、

 

①延長ハンドルが付属していること

②焼き入れ鉄ではなく耐食性があるクロムメッキのクロームバナジウムビットが付属すること

③測定可能範囲 : 2 ~ 15Nm(0.1Nm刻み)

④2、2.5、3、4、5、6の六角ソケットの他に使用頻度が上がっている T10、T25、T30 のトルクスが付属すること

 

が上げられます。

 

この条件を揃えて1万円以下は意外と少ないのです。

 

トルクレンチは確かに作業では活躍してくれますが、過信は禁物です。

 

トルクレンチはネジに発生する伸びや滑りを検知するわけではないのです。表記されているMAX数値で締めたら折れた。なんてことも起こりえます。

 

また挟み込む対象物の強度も加味して判断する必要があります。

 

じゃあいらない???

 

そんなことはありません。作業に持ち込まれる修理自転車で、他社購入や自分で作業をされている方のバイクの多くでは、締め付け過ぎよりも締め付け不足が多いです。これは経験上ではありますが、大体 「しめるのが怖い」と思う人が多いはず。対象物を締めすぎて壊すくらいなら緩めに、、、と判断してしまっているのでしょう。

 

こういった作業上の判断で悩んだ時に頼りになるのは、トルクレンチです。

 

GIANTのトルクレンチに付属するビットは、メッキが欠けてきた段階で、工具メーカーのビットに買い替えをオススメしています。2000円以下で高品質なものが手に入ります。

 

トルクレンチ自体は使用を繰り返すことで狂いが発生しますが、ビット買い替え時に工具屋さんでキャリブレーションを受けると良いでしょう。(無料だったり有料だったりします)

 

ハンドルの精度も重要ですが、ビットの精度低下のほうがネジを痛めますから、ホビーサイクリストさんには手頃なキットを購入→高品質なビットを買い足し→もっといい工具? という流れが良いと考えています。