2022年を東西占星術＋ヒューマンデザインで考察してみた

新年初投稿の今日、と言いたいところですが、
書き終わらなかった昨日1月11日(火)は、
吉日と言われる「天赦日＋一粒万倍日」に、
さらに＋甲子の日＋天恩日　が重なる
暦上の良き日でしたが、いかがお過ごしになりましたか？
（次の「天赦日＋一粒万倍日」は3月26日(土)　この日は、＋寅の日）

私は、超久し振りにランニングしようと玄関を開けたら…

雨が降っており、断念しました(笑)

さて、昨年末の12月29日に「癒し・救済・浄化」の星であるうお座に木星が入りました。

宇宙や惑星の後押しで、世の中が優しい空気に包まれて、昨年よりホッとできるお正月を過ごせた方が
たくさんいらっしゃったらいいなぁと願っています。

うお座は、12星座の中で最後の星座なので、生まれ変わって
イチから再始動の為にゼロへと戻るための「浄化」なので、
「執着心を捨て、身軽になること」と、そぎ落とし系の浄化でもありますし、
今回の「癒し」にはもう少し社会的な意味もあるのではないかなぁ　と思う事も増えました。

もう1年近く前ですが、のアメリカ大統領就任演説でバイデン大統領は、
「癒し（heal/healing）」「協調・統合 (unity)」というフレーズを度々使い、

「コロナ禍」でたくさんの人々が直接・間接問わず大きなダメージを受けていて、
それらを癒すことは社会のビジョン、社会的な目標になりうる、と語りました。

昨今、自分自身が「傷ついている」「疲れている」ということを自覚していない人も
自分自身が「傷ついている」「疲れている」ということを過剰に自覚する人も

どちらもが、たくさんいらっしゃるように見受けられます。

自分の痛みを自覚せずに、SNSなどで他者を攻撃し
自分の痛みを鎮めている人も多いのかもしれません。

痛みや弱さを自覚することは、他者への優しさや思いやりの入り口でもあるはずで、
2022年の魚座木星・海王星の期間に、色々なモノもみんなの心もが融合統合し、
そうした方向に向かっていくならいいなぁ　と心から思います。

しかし、木星の魚座と牡羊座の星またぎは、
始まりと終わりの混乱を起こしやすいと思いますし、
東洋の占いでも、2022年は「壬寅（みずのえとら）」の年ｶﾞｵｰ

寅が草むらから飛び出して獲物を狩るように、寅年は勢いのある年周りと言われています。
また、突然何かが現れたり、見えてなかったものが露わになったりします。

陽の水の気を持つ「壬（みずのえ）」は、海や大河のイメージ。
陽の気は、精神やシステムのような目に見えないものが変化する年なので、
水のように大きなうねりをつくりながら変化していく時期になるのかな。

それが現実として現れるのが、2023年の「癸（みずのと）」の陰の水の気の年でしょう。

また、宿陽経では「参（しん）」の年で、
「参宿」のインド名「アールドラー」は「湿った」という意味があり、
嵐の神が宿っており、極端に洗い流すといわれています

変化の際の混乱を私たちは「嵐のよう」と感じると思います。

ヒューマンデザインでは８月下旬から2023年３月にかけて、
火星が順行逆行しながら具現化のセンターを通過していきます。

具現化のセンターは一般には「表現・行動・変容」をつかさどると言われますが、
未熟な火星のエネルギッシュなパワーで、
格差とか差別とかの社会的な壁を、ゴリゴリぶっ壊していってくれたらなぁ。。。
なんて、他力本願に夢見ちゃったりもします(笑)

このように、2022年は西洋問わずどの占星術やヒューマンデザインからも、
「破壊と再生、浄化と刷新、混沌から創造」というイメージを、
私は感じます。

昨年のマニフェスターのワークショップにむけて、
「マニフェスター」の考察を深める中で、
「怒り」について考える時間が多かったのですが、
これまでの慣習から離れたり、
何か新しいことをスタートさせるには、
怒ったり闘ったりするのはとても効率的なんだな
と思ったのですね。

そして　最近ね、星占いの「始まりの星座」が牡羊座だというのは、とても面白いなと思うんです

牡羊座は闘争や怒り・積極性の星である火星が支配星です。

破壊から再生、浄化から刷新など、何か新しいスタートには、
積極的に闘ったり怒ったりしなければならないものなのかもなぁ、と思うのです。

悲しみや復讐ではなく、エネルギッシュな怒りというのを、
私たちはもっと活用してもいいのではないか？と思います。

私の息子たちが22歳と19歳ですし、
最近の若いお客様からも感じますが、
若い世代はとても穏やかで、闘争や怒りを避けようとしますね。

それが、もしかすると、2022　という年は、
多くの人が「怒る」ことを体験していく年になるのかもしれませんね。

その行為が古いシステムを壊し、何か新しいシステムにつながる萌芽になる。。。
そんな「スタート」の年なのかな…という気がする今年の星読みでした。

ただ、心に留めておいてほしいのは、

歴代宰相の指南役で陰陽学・帝王学の師とされる安岡正篤先生は

「東洋思想、西洋思想、いろいろ渉猟してみたが、
　やはりものごとの根本にあるものは
『喜神を含む』だと思う。

どんな立場に立たされようと、
心の奥深いところにいつも喜びの気持ちをもって
ことにあたれば、開けない運勢はない」

と、述べています。