よく、セラピーのお代、いくらいただいたら良いか悩んでいます。
相場はこれくらいだから、自分もその辺りで設定しようと思っているのですが・・・
と ご相談を受けることがあります。
「仕事をする」 ということは、
準備や打合せなど 実際目に見えない部分も含めて、
費やす時間と労力、
技術や知識、
アイディア ひらめき 直感 などなどなど・・・
自分が全力で何かをする ということや、
具現化・顕在化させるように、そりゃあもうアレコレ
絞り出す ということになるわけです。
絞り出す…というところで、ニュアンスが近いこと 分かるかもしれないけれど、
仕事をするということは、差し出しているわけですね 色々なモノを。
私のような仕事の場合、相手の中から何かを引き出しているのだけど、
引き出すために、日々 どれだけ色々なモノを手放し=諦め=差し出しているのかは、
決して見えないと思います。見えなくていいものなんだよ♪観えちゃうと、気を使われちゃうからね
差し出す色々なモノというと、例えばそれは、お金 にも例えられ、
「お金を絞り出して 払ってる」 ということと ある意味一緒です。
お金を お支払する感覚と、自分が仕事で何かを提供する って、
実は、対価と報酬で考えると、とても似てることなのです
その報酬は、実にさまざまです。
いただける報酬が、2時間で1万円という時もあれば、
15分で1万円というお仕事の時もあります。
PTAなどの場合は、何千円という単位の時もありますが、
ご参加の皆さんに 技術を体験して頂いたり、
そんなことをしたら、生活ができませんのでね。
私の心に響いて、この人(たち)の役に立ちたいと思ったり、
楽しそうだからやりたい と心から思ったりしなければ、引き受けません。
何か、そのオファーに意義を感じたり、「価値」の可能性だけでも
お引き受けすることもあるかと思います。
同じように、お金を払う時って、
必要性だったり、喜びだったり、ウキウキだったり、
お金を支払う時っていうのは、無意識ですけど、そういう『価値』を感じて 支払っているのです。
仕事を引き受けるということは、
自分の時間、能力、知識、アイデア+α などといった価値 を差し出すわけですが、
私が、何を伝えたいのかと言うと、
金額設定= 報酬
最初のご質問の、「仕事の依頼が来たけど、いくらいただいたら良いか?相場はいくらか?」
に戻ります。
仕事を引き受けると言うことは、
準備や打合せに費やす時間と労力、
お金を払う感覚と、自分が仕事として何かを差し出すことは同じこと
だから、始めに大事なのが、
で、次に、
つまり、「差し出す」が先なのです。
「差し出す」→「受け取る」なのです。
でもそこは、ビジネス の世界ですから、
でも、金額が決められない人の思考は、そこが逆
先にもらうことを考えている。
「もらう」という意識だと、それは支払う相手の都合になるから、金額が決められない
相場より高く請求してしまうと、他の人に仕事が回り、
それは自分からお客さんが居なくなるという「不安」から、
自分が出した相場に合わせた金額に納得していないのに、
目先のお金欲しさに 相手から「貰いやすい」金額で 引き受けてしまう。
「もっと欲しい」が強くなり、集客への焦りを増幅させてしまう・・・
だから、
仕事を対価として考えるのではなく
仕事をしたいという自分の「報酬+α」 で決めることを大切にできると
喜びとともに差し出せる『仕事』になっていくんだと、
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健幸美Laboフォルテュナ
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