『怒り』を読みながらふと手がとまったのが
「結局、大切な人ができるというのは、これまで大切だったのものが
大切でなくなることなのかもしれいな。大切なものは
増えるのではなく、減っていくのだ。」*1ってどこかで
聞いたことがあるなと思ったら
美輪明宏さんがおっしゃる正負の法則かな。
「大切な人」を時間や、お金に代えてみて理解しました。
学生時代はお金の自由さ?だけど、時間を味方つけていたし
社会人は時間の自由さは?だけど、お金を味方につけているかな。
全てを手に入れることができないので、
両手で掬いあげる水もこぼれます。
そういれば、ラダメス将軍も仰せでした
「あらゆる希望は、消えた」
「いや、そうではない。暗闇に閉じ込められ、
かえって私は光を得た。」
引用
*1吉田 修一(2016)怒り(下) 中央公論新社 34頁