予選の日、それぞれの予選のターゲットタイムを聞く。
正興君「ん~今の状態なら1分49秒台がでればいいのかな~」と控えめな発言・・しかし目はとっくに48秒台を狙っている・・セカンドドライバーの松村君「48秒台は大丈夫です!」と大胆発言・・・
俺はというと・・松永監督が「次の十勝24時間の為に、新しいブレーキパットを試したいんで、それをつけてみてください!」とのお言葉・・・俺だけ・・貧乏くじ・・・・
「24時間もたせるブレーキパットなんて、普通のパットより制動力を落としてあるんだから効くわけがない・・・なんで・・俺なんだよ・・」と顔で笑って心で叫ぶ!
時間は過ぎて予選開始・・正興君がコースイン!で4周目でタイムアタック!しかし無情にもアタックラップにスローダウンしている車に引っかかり・・1分49秒6で終了。
発言どうり49秒台を出してきた。つづいて松村君発進!そして松永監督との無線会話が始まる
監督「松村!シフトミスするなよ!」
松村「はい!落ち着いていきます」
と狙っているような会話・・・そしてアタック・・
松永監督「まだ、49秒しかでてないけど、お前嘘つきだな!」
松村 「もう一回行かせてください!お願いします」
松永監督「絶対出せよ!48秒台!」
松村「はい」
といってアタックしたが無情にも1分49秒06と48秒台には届きませんでした。
怒りの松永監督が無線で「お前!嘘つきだな!タイヤとガソリンを無駄に使いやがって!!!もう帰ってくるな!!!」
松村「・・・・・」
俺は1コーナーのメインスタンドで無線片手に松村の走りを見ていた・・もちろん無線のボリュームは最高に上げていた・・この会話を近くで聞いていたお客さんにも笑われた瞬間であった・・・。お客A「吉本の漫才よりおもしろいですね」とのコメントもいただきました。
第二戦のハイランドに続き、松村のバツゲームが決定した。
富士のサファリランドに行き、虎の前で車から降りてダッシュで逃げるという過酷な罰ゲームであった。
予選前の余裕の松村だが・・・このあとに・・・