ひょんな事から生年月日の話になった。もう平成生まれの人間が成人式を迎えた。

二十歳までは早く歳を取りたいと思っていたが、30歳を超えると1年が凄く早く感じるようになった。また40歳を超えるとチョー早く感じてしまう。

うちの兼ちゃんの誕生日は西暦1953年、昭和28年生まれ・・と書くと昭和生まれの俺達にとっては、「まぁそれなりに年とったね」と思うが、言い方を変えて戦後8年生まれと聞けば、とても古ーい人間に思えてならないのは俺だけだろうか?兼ちゃんの生まれた日の新聞の切れ端があった。そこの見出しは読めない漢字や平仮名ばかりで、解読するには時間がかかりそうだったので読むのをやめた。ただ唯一目に入ったのは記事の見出しに「胸を張って再建の営み」っていう文句が、日本が復興しつつあるのだろうということが感じられた。ただ戦争後、犠牲になった女性達の本の紹介もなんとなく悲しげな「続・日本の貞操」という題名がどれだけ大変だったのか?という事も考えさせられた。現在、この日本国が高度経済成長をし、生活が豊かになり、訳の分からない商売があり、日本の貞操なんて地に落ちてしまい、日本国自体が破綻の道をまっしぐらに進んでいるのを、どれだけの人が気づいているのだろう。戦後の復興する日本と共に生きてきた兼ちゃんの言葉には、やはり重みがある・・・事もある。先人の言う事は、ぬるま湯の中で生きてきた俺達に、色々と考えさせられる事ばかりある。やはり「老兵は死なず」ってこういう事なのだろうか?


当時の新聞


        

      そして・・


         銃を向けても平常心の兼ちゃん








             銃を向けてる・・悪い奴ら・・・


    しあわせ・・だねぇ~