まず始めに、大変ご迷惑をかけた、TC神戸の皆さん、輿水選手、植田選手、加藤選手、チームスタッフの皆様、大変、ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。 今年1年の結末を、こんな形で終らせてしまった事を、深くお詫びいたします。
今回の茂木のレースは、ノルベルト・シードラーというヨーロッパF3000チャンピョンでもある彼を起用し、最悪でも表彰台という目標を持ち、サーキット入りした。
前回の菅生で、マシンのセットアップもだいたい決まり、松永選手も、俺も、かなりの良い感触を持っていた。ましてや、天気予報では、得意の雨という予報。
公開練習の3回目、シドラーに慣れてもらう為に、最初に乗ってもらう事にした。
マシンもセットアップがかなり決まっていたので、俺と松永先生は余裕をかましてシドラーの走りを見ていたとき、事件は起きた。
突然の赤旗中断・・・モニターに映し出された映像は・・・17号車の無残な姿・・と19号車の無残な姿・・・何が起こったのか?ドライバーが帰ってくるまで分からない・・ドライバーは無事なのか? 幸い両ドライバーも無事だったのが、何よりの幸運だった。 シドラー曰く「アクセルが戻らなかった・・」と言っていたが・・・
メカニカルトラブルなのか?ドライバーのミスなのか?判断するには時間がかかると思うが、俺も松永選手も色々経験しているが、ここまでのクラッシュは見たことがない。コントロールタワーに呼ばれ、お叱りを受け、ビデオを見せてもらい、松永選手も俺も納得した・・真相は俺達の心の中にしまっておく事にした。
今回で今年のレースは終った・・・こんな形で終えるのは結構つらいけど、輿水選手のチームのことを考えると、本当に心が痛い。学生達が一生懸命にレースに参加しているのを台無しにしてしまった事は、どう償っても許してもらう事は出来ないだろう。できる事なら、時間を戻したいくらいだ。TC神戸の生徒の皆さん、本当に申し訳ありませんでした。来シーズン、できる事なら笑顔で挨拶ができる事を望んでいます