決勝日、修理も完璧で?朝のフリー走行を迎えた。写真では凄く壊れているようだけど、実際は、思ったよりひどくなかった。車って、前回りが無くなると、ひどく事故したように見えるけど、実際はそこまでない。試しに持っている車のライトを左右はずしてみてください・・とてもボロに見えるから・・(苦しい言い訳で・・)で松永先生がコースインしマシンの調子をみる。そして俺と交代・・何か調子が悪い・・ひどくオーバーステアのマシンになっている・・・事故の後遺症か?ドライビングにメリハリがないのは自分でも分かる・・。でチーフの後藤さんにお願いして自分で思ったことを伝える「キャンバーが付いていないようだし、マシンがフラフラする」って。でアライメントを測ってもらったら、やっぱり狂っている・・・ボディか・・・もう・・やれがきてるようだ・・

それでも松永先生は、上手くコントロールしていてる・・

午後1時コースイン、松永先生のドライブでスタートが切られた。俺の責任で予選順位が悪かったのをすぐ挽回して、6位になる。トップには程遠いが、同じタイヤを履くNo1のポルシェにはつかず離れず・・途中20秒程離されるが、規定周回の46周めには3秒程に詰まっていてピットイン、俺と交代・・・・そしてコースイン。

自分自身出だし快調のつもりが、10周を過ぎたところで、どーも調子が悪い・・・

マシンじゃなく、俺が・・・一つ一つの動作がスローになっているのがわかる。

20周を過ぎた頃から、アクセルをもどしている自分がいる・・それもストレートでだ!

クールスーツは効いているのか?それすら分からなくなっている・・・ピット前を通過する時は、気合が入るのに、奥のヘアピンを過ぎてから、おかしくなる・・・

もうだめみたい・・いや・・まだ走る・・色々考えているけど、体がついていかない・・・

走りたい・・走れない・・というジレンマと戦いながら、43周め「早めのピットインします」とチーフの後藤さんからの無線が入る・・・「まだ走れる!」と頭で怒っていても無線で返す言葉がでない・・情けない・・で45周めピットイン・・先生と交代する。

相変わらずハイペースで前を追いかける松永先生に申し訳ない気持ちで、この気持ちをどこにぶつけたらいいか・・・そんなこんなで130周走りきって総合7位クラス6位でチェッカーを受けた・・・今回のレースは本当にしんどかった・・すべてが悪循環のメビウスの輪のように・・出口が見つからない・・・こんなことはレースをはじめて、初めての経験だ・・暑かった夏ももうすぐ終る・・嫌なことはすべて夏の幻であってほしい・・とレースを振り返りながら思う今日この頃です。


まあ~フロントフェンダーが黒っていうのも悪くないね~