眠ってはいても | 果樹園のティータイム

果樹園のティータイム

毎日の生活の中で、ちょっと素敵だなと思った事や見つけたささやかな幸せを綴ります。

1月23日月曜日に、ほぼ5年ぶりに友達に会いに彼女の家に行きました。
でも友達は深い眠りの中にいて、呼びかけてもその目を開く事はありませんでした。

「早いもので、もう12年も経ってしまった。」と彼女の旦那様が言いました。

友達は難病で徐々に動けなくなっていき、今は寝たままで意思の疎通もままなりません。

だけど不思議な事に、眠っている彼女なのに、私たちが来たことが分かっているように感じてしまったのです。それは一緒に行ったお友達も同じように感じたと言いました。

「あなたの事、忘れてないからね。大丈夫だからね。」と言って帰ってきました。

やっぱり気楽には会には行けなくて、それでも昨日は行く事が出来て良かったと思いました。

もう一緒には遊べない。
もう一緒に笑い合う事もない。
でも友達です。