
なんだかんだと言っても、日テレの「24時間テレビ」が始まると、
「ああ、夏休みも、後わずかで終わりだなあ。」
と、夏の終わりを感じたりもする私です。
ところで「こぼれる」という言葉って、ちょっと素敵な言葉に感じませんか。
笑顔が溢れる・・
涙が溢れる・・
そうそう。
先ほど大野くんのドラマを見ていて、ラストで思わず涙がこぼれてしまいましたよ。
最近ちょっと心が晴れない出来事があって、気持ちが重かったのですが
「命以外にほしいものなんか何もなくて、死だけが怖い。僕達最強なんだ。」というセリフに、なんとなく勇気づけられたのでした。
死という未知の門の前に立つことを思えば、すべて些細な事ー。
そのセリフは、特にドラマの骨格をなしている部分でもなく一番のメッセージと言うわけでもないのですが、見る側が自分の心に響いたセリフを拾ったといえるのかもしれませんね。
それも「こぼれる」というテーマにあっているといえるかもしれません。
そして
種が溢れる・・
何か気がそぞろになるような事があると、気持ちの弱い私は長く咲かせていた花も枯らしてしまうという経験を何度かしています。
特にベランダガーデンの夏は、本来は暑さとの戦いで気など抜いてはいけないのです。
昨年の夏の終わり、二年越しだったサフィニアが全部枯れてしまいました。
いいえ、枯らしてしまったというべきなのでしょうね。
だけど今年も咲きました。
種が全く違う鉢にこぼれていたのです。
こういうことって、意外と嬉しいものなのですよ。
種よ、こぼれてくれてありがとう。
思わず、心の中で言ってしまった出来事でした。