Cinema 16 Vol. 1 No. 2 (Summer 1985)

The Philosophy of Laurel & Hardy

The Monkees in "HEAD": Fact or Fantasy?

by Ray Carmen
 

20ものショート・ストーリーがある映画を一つの荒筋にまとめる事は無理があるし、「ヘッド」が持つ奇妙の極みは彼らのファンを完全に遠ざけてしまい、彼らの人気は急速に衰えていった。ほとんどの批評家は好意的とは言い難く、彼らは既にTVで見飽きられていると評した。映画評論家のジュディス・クリストは「大麻愛好家の見た夢」と呼んだ。しかし、最近の批評家には当時の評価を見直す動きがあるようだ。映画・演劇評論家のスタンリー・カウフマンは「かなり楽しめた」と認めているし、「ニューヨーク・タイムス」紙のレナータ・アドラーでさえ、「いくつか面白いシーンがある」と認めている。1983年版「映画年鑑」では、トム・ミルンが「、、、残念ながら過小評価されている映画で、よくあるサイケデリック映画の一つとして片付けられてしまった、、、挑発的な作品としてその価値を正しく評価された事は一度もない」と記している。更には、「『ヘッド』は映画やTV業界と密接に関係する大々的な宣伝をあえて巻き込むように作られている」とも書いている。