Uncut (Apr. 2008) 

UNCUT'S PIONEERS OF COUNTRY ROCK

 
その事実を指摘すると、ネスミスは謙遜した。「確かに僕は『先駆者』だったかもしれないが、意図的なものではなかった。カントリー・ロックを定義づける要素は捉え方だと思う。ロックン・ロールそのものが何よりも、一つの捉え方なんだ。多くのロックン・ローラーに囲まれて育ち、彼らを受け入れつつ、伝統的なカントリーも愛してきた僕の境遇から、その捉え方をカントリーに持ち込むのは当然の事だった。それを先駆的というのか、僕には分からない」。
 
パーソンズとの奇妙な類似点として、1967年にネスミスがモンキーズの最初のギャラで買ったものがヌーディ・スーツ(訳注:ラインストーンと刺繍が入ったウエスタン・スーツ)だったというのがある。彼が時折、場違いながら、TV番組で着用していたものだ。だが彼は気づいていなかった、伝統的なアメリカ音楽様式への回顧を模索する動きの一端を自分が担っている事に。
 
「パーソンズには会った事がない。ロジャー・マッギンとデビッド・クロスビーとクリス・ヒルマンにはトルヴァドールで会ったし、スティーブン・スティルスとニール・ヤング(モンキーズのレコーディングにギターで参加)は当時の仕事で関わりがあった。だから、みんな知り合いだし、好きなヤツらだ。だけど、何が起きているのか、誰にどんな影響があったのかは僕には謎だ。僕たちが何か大きな動きの中の一部だったなんて、誰も考えてなかったのは間違いない」。