Monkees Monthly #2 (Mar. 1967)

The Truth by Davy, Micky and Mike

as told told to Jackie Richmond

 
そうなんです、モンキーズは彼らに関する事実とは異なる発言にすごく怒っているんです。彼らから英国のファンに真実を伝える機会を作ってほしいと依頼を受けました。評判を落とそうとする人たちに悩まされる彼らに発言の場を提供することができて、小生、ジャッキー・リッチモンドは大いなる喜びを感じております。

 

私は彼らと個別に話を聞きました。最初はドラムを叩くモンキー、ミッキー・ドレンツです。ミッキーがまず言いたかった事は、使い古された論点ずらしの常套句、、、「モンキーズは自分たちのレコードで演奏していない」について。それでは、ミッキー、始めましょう。

 

 

傷心
「僕たちは何の楽器もできないと言われることにとても傷ついてる。何故かと言えば、ピーター・トークを見れば分かる。ピーターは音楽の学校で学んだ素晴らしいミュージシャンで、とてもいいギタリストなんだ。マイクもそう、天才だし。僕はギターが弾けるけど、僕たちのグループはギタリストが3人で(デイビーはマラカスとタンバリンだし)、ドラマ―がいないんだ。僕がドラマ―役に見えたからそうなったんじゃないかな。とりあえず少しはできるようになったし、今はもっと上達するために練習している所なんだ。僕は元々俳優だけど、今では音楽的な事も意識するようになったよ。」
 
初期のレコード
「でも、初期のレコードで僕たちが演奏していないのは事実だ。始めの頃はとにかく時間がない、という単純な理由でできなかった。だってさ、朝早くから夜遅くまでずっと撮影スタジオにいたんだよ。その合間に録音スタジオでボーカル録りをして、コンサートをやって、あちこちゲスト出演してるんだ。演奏トラックを録音する時間なんて取れなかった。」
 
正直に
「僕たちがそれでいいと思ってるなんて思わないで。正直に言うと、僕たちは終わりかけた時があった。批判ばかりで嫌気がさして、これからレコードは自分たちで演奏することに決めたんだ。これは約束で、僕たちは演奏する時間が必要だと単純に主張しているんだ。」
 
「でも時々、この批評にはうんざりする。だってさ、ソニー&シェールのレコードを全部二人に演奏してほしいなんて思う?ビートルズだって、レコードでチェロを使う時に自分たちで演奏する?とにかく、僕たちはうんざりしてる。もし僕たちは演奏ができないと思うなら、、、僕たちのコンサートを見て欲しいね。70分間たっぷりあるから。今の僕たちの作品はチップ・ダグラスがプロデュースしているんだ。彼はモダン・フォーク・カルテットやタートルズもやっていたんだ。それから僕たち以外のミュージシャンが参加する時はもちろんクレジットが入るよ。」
 
ライブ・ステージ
そして、マイク・ネスミスの証言:「僕たちには作られたイメージがあるからね。正直、僕はそんなに気にしていない。僕は自分たちが演奏できると知っているし、僕たちのステージを見た何千ものファンがいるからね。思ったんだけど、どんなグループだって結局は作られたものなんだよ。それがブライアン・エプスタインによるものだろうと大企業によるものだろうと。僕たちのステージは本当に特別なんだ、自惚れたくはないけど。最初の20分間を使って僕たちが演奏できることを証明する、うわさを打ち消すためにね。それから分かれて、ソロの歌をバックバンドとやる。僕はR&Bの曲をやって、ピーターはバンジョーと手拍子、デイビーはミュージカル・ナンバーを歌って、ミッキーはジェームス・ブラウン風だ。」
 
「こういう騒ぎが起きても、僕は何も変わらない。とにかく僕たちはもっと何かを求めてる、だからこれから僕たちは積極的に自分たちの音楽をやっていくんだ。」

 

「僕たちが演奏していないことでファンをがっかりさせてるって言う人もいるけど、正直、僕たちが演奏したとは言ってない。だます意図なんてなかった。僕たちの最初のLPを聞いたけど、ほとんどの曲は明らかに違うグループだってすぐに分かる。9人編成のバンドだって分かるよ、少なくとも9人だ。僕たちが全ての音を作ってるなんて思うわけがない。」

 

うわさ
「ある時、デイビーに僕たちのレコードのどれかのギターの音型がいいと褒めた人がいて、デイビーが『それはありがとう、でも僕たちは演奏してないから。』と答えたんだ。それがうわさの元になったんだろう。僕も 'Clarksville' のギターについて聞かれたことがあるけど、僕の演奏じゃないと答えた。僕はいいギタリストだし、あのレコードの演奏はできる。でも、初期の頃は単純に時間がなくて演奏しなかっただけだ。でもこれからは違う、変えていくと決めたんだ。」
 
操り人形じゃない
そして度々、モンキーズは完全に作られたグループであり、テレビ・ディレクターの操り人形に過ぎないと指摘されることがあります。これには私たちがインタビューしたモンキーズもさすがに怒りで鼻息が荒くなりました。この件に関してはまずはマイクに話してもらいましょう:

 

「僕たちはこの25年間で誰もやったことのない方法でテレビを活用したと、自負している。僕たちは自分たちの即時性、ヘアスタイル、物の言い方を誇りに思ってる。自惚れに聞こえるかもしれないけど、ここははっきりさせておかないといけない。」

 

マネじゃない
「僕たちはピートルズのマネじゃない。確かに、テレビ・シリーズのごく初期の頃はディック・レスター(リチャード・レスター)がビートルズの映画でやったようなカメラ・ワークも使っている。でも、彼らは僕たちを訴えなかった。これまでのところ、君たちの国の批評家は初期のエピソードしか見ていないんだ、でも僕たちが進化するにつれ、番組も進化している。前のスタイルは僕たちには向いていなかった。前のものは若い世代だけに好かれるようなもので、、、僕たちはアメリカで20~25才の層からものすごく支持されているんだ。50才を過ぎた人が家でのんびりしながら、僕たちを楽しみたいなら、それはそれでいい。僕たちの番組はどんどん進化して広がっているんだ。僕たちは今何をすべきかを分かっているし、シリーズが続けば批評家も僕たちのことを理解するはずだ。」

 

「操り人形」について、ミッキー・ドレンツの証言に移りましょう。「全くばかげてるよ。始まった頃は言われた事をほぼそのままやっていたけど、3話とか4話とか撮ってからは自信がついてきて、自分たちでもアイデアを出すようになった。面白い状況になってきて、だんだんと自分たちのコメディーを作り上げていったんだ。」

 

「カウボーイの設定だとすると、そこには馬がいる。で、僕たちは説明だけ聞いて自分たちで動きをつけていく。TV画面に映るのは僕たち自身なんだ。僕たちは広告で集められて作られたグループだけど、そうやってミュージシャンやシンガーを集めるのと街角で声をかけるのとそんなに大きな違いがあると思う?僕たちがビートルズのマネをしてると本気で思ってる人がいるなんて信じられないよ。僕たちはむしろデッド・エンド・キッズ(1930年代の映画シリーズに出演したブロードウェイの若手俳優集団)やマルクス兄弟とかそういうものに似ているんだ。でも、違っているのはアップデートされて、現代風になってるってこと。」

 

マルクス兄弟
再び、マイクの証言:
「マルクス兄弟や三ばか大将を考えてごらん。彼らはその時代に合っていた。僕は今でもマルクス兄弟を見るけど、彼らの技に感心してしまうんだ。と同時に、使い回されて古臭くなってるとも思う。新しい喜劇のグループを作るとしたら、今時の若造4人を集めてどうするのかとか考えなくちゃいけない。それはグループじゃないといけないし。そいつらは音楽をやりたがるだろう、それこそ僕たちが挑戦していることなんだ。」
 
確かな証拠
マイクもミッキーも彼らが批評家に答える必要がないことを強調しました、何故なら彼らがコンサートで演奏していたことでいとも簡単に証明できると思っているからです。マイク「僕たちを疑う人は自分で判断すればいい。でもそれにはまず僕たちの実力を見てからだ。僕たちが仕事で扱うものにはすごく高価な機器もある、、、スクリーン・プロジェクターにアンプ一式、特注のギター、奇抜で最高の衣装。基本は音楽活動だけど、僕たちはビジュアルも重要だと思っているんだ。」
 
モンキーズで人気が出てから初めての英国訪問で、デイビーも同じように考えていました。「僕たちは変わった方法で結成されたけど、だからといって不誠実だとか誤解を招くものじゃない。人は物の見方を持つべきだけど、僕たちの初期のレコードで他のミュージシャンが演奏していることばかりが取り沙汰されて、テレビ・シリーズやレコード売り上げについてはあまり語られてないと思うんだ。僕たちの事も少しは評価して欲しいよ。」
 
そして、ピーターが公然と掲げる野望は、批評家たちが発言を撤回するような洗練されたショーを続けていくことなのです。「僕たちを嫌うのは、その人の自由だ。でも、僕たちを操り人形だとかミュージシャンじゃないとか言う事は間違ってる。そんなゴシップに直面して威厳ある沈黙を貫くのは難しいね。」
 
友好的
これが、友好的なモンキーズが敵によって振りまかれた虚偽について言いたかった事です。どうしてもあなたたちに彼らの言い分を知って欲しいと依頼されたのです。彼らの思いをファンの皆さんに伝えるお手伝いができて大変光栄に思います。
 
お終い