Courier Mail <Australia> (Apr. 10, 2019)

Mike Nesmith opens up on touring without Monkees bandmate Peter

By Brian Bennion

 

モンキーズのメンバー、マイク・ネスミスとミッキー・ドレンツがUSツアーを開始した時、バンド・メンバーのピーター・トークは9年間戦ってきたガンが戻ってきたことに気づいていたのだろう。

 

その時、トークはツアーに参加しない理由をレッドベリーのトリビュート・アルバム "Relax Your Mind" に専念したいからと説明していた。

 

「ピーターは、自分の事は話さないんだ。」

 

「僕にも、他の誰にも相談しなかった。医者の意見は色々あったと思うけど。」

 

「僕がこうしようと決めたのは、彼に寄り添う事、友人でいる事。そして、できるうる限りの良い形で見送ろうと決めた。」

 

ネスミスによると、ツアーはデュオとして計画していたという。

 

「僕とミッキーが一緒にツアーを始めた頃、ピーターがツアーに出るのはもう叶わないという事は明らかだった。だから、ツアーをするなら僕とミッキーとで決めなくちゃいけないんだと分かっていた。決断するにはひどく時間がかかった。」

 

トークは自身の77回目の誕生日の1週間後、2月21日に旅立った。モンキーズとして、幾たびもオーストラリア・ツアーを行い、直近では2016年にドレンツと来豪していた。

 

仲間の死を悼みつつも、数日後にはネスミスとドレンツは以前から予定していた3月のUSツアーのリハーサルのために再び集合した。6月にはオーストラリア・ニュージーランドでのツアーも控えている。
 

「数週間前、僕たちはピーターを失った。僕たちふたりは何をしたらいいか話し合った。それで、モンキーズのファンにとって一番なのはモンキーズの歌をうたう事だと思ったんだ。」

 

ネスミスによると、ライブではトークを偲ぶコーナーも予定しているという。

 

「ピーターが人生の最後に歌いたいと言っていた曲のビデオがある。とても優しくて、感動的なひと時だよ。」

 

ネスミスにとっては、1977年の "Rio" の大ヒット以来のオーストラリア・ツアーとなる。

 

2012年にデイビー・ジョーンズが亡くなった後、10年以上の時を経てネスミスはモンキーズのツアーに復帰し、50周年記念アルバム "Good Times!" にも参加した。

 

最近のツアーはTVショーのビデオ・クリップによる派手な演出よりも歌に重点を置いている。

 

「すごいセット・リストなんだ。モンキーズのヒット曲ばかりで、保管庫の素材を全部取り出してきた。モンキーズの音楽が大好きなら、これ以上のものはない。僕にはこれが最高だと思える。」

 

 

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