Mike Nesmith opens up on touring without Monkees bandmate Peter
モンキーズのメンバー、マイク・ネスミスとミッキー・ドレンツがUSツアーを開始した時、バンド・メンバーのピーター・トークは9年間戦ってきたガンが戻ってきたことに気づいていたのだろう。
その時、トークはツアーに参加しない理由をレッドベリーのトリビュート・アルバム "Relax Your Mind" に専念したいからと説明していた。
「ピーターは、自分の事は話さないんだ。」
「僕にも、他の誰にも相談しなかった。医者の意見は色々あったと思うけど。」
「僕がこうしようと決めたのは、彼に寄り添う事、友人でいる事。そして、できるうる限りの良い形で見送ろうと決めた。」
ネスミスによると、ツアーはデュオとして計画していたという。
「僕とミッキーが一緒にツアーを始めた頃、ピーターがツアーに出るのはもう叶わないという事は明らかだった。だから、ツアーをするなら僕とミッキーとで決めなくちゃいけないんだと分かっていた。決断するにはひどく時間がかかった。」
トークは自身の77回目の誕生日の1週間後、2月21日に旅立った。モンキーズとして、幾たびもオーストラリア・ツアーを行い、直近では2016年にドレンツと来豪していた。
「数週間前、僕たちはピーターを失った。僕たちふたりは何をしたらいいか話し合った。それで、モンキーズのファンにとって一番なのはモンキーズの歌をうたう事だと思ったんだ。」
ネスミスによると、ライブではトークを偲ぶコーナーも予定しているという。
「ピーターが人生の最後に歌いたいと言っていた曲のビデオがある。とても優しくて、感動的なひと時だよ。」
ネスミスにとっては、1977年の "Rio" の大ヒット以来のオーストラリア・ツアーとなる。
2012年にデイビー・ジョーンズが亡くなった後、10年以上の時を経てネスミスはモンキーズのツアーに復帰し、50周年記念アルバム "Good Times!" にも参加した。
最近のツアーはTVショーのビデオ・クリップによる派手な演出よりも歌に重点を置いている。
「すごいセット・リストなんだ。モンキーズのヒット曲ばかりで、保管庫の素材を全部取り出してきた。モンキーズの音楽が大好きなら、これ以上のものはない。僕にはこれが最高だと思える。」