同じ名字の恩師。 | Toyou☆Fromaju

同じ名字の恩師。

―人はいつかは亡くなる…―

頭の中ではわかっていた…。

私が、初めて人の死を目の当たりにしたのは、10歳の夏。

8月13日から二時間ばかしが経った丑三つ時。

朝。目を覚ましたら普段いない祖母が老眼鏡をしながら、書類の整理をしていた。

母はいなかった。

隣には、幼なじみが昨夜から泊まりに来ていた為、さらにいつもと違う風景に戸惑いを覚え、事実を聞いた時、私が泣いたのに釣られて、幼なじみが驚いたのだ。

私達が寝ている間にも、大人達は動いていた。朝が来ていても眠ることなく…。

その、5日前。

私の10歳のお祝いに家に来ていたのだ。

とっても信じられない。



















前置きが長すぎたが、私が中学生の頃、くまのプーさんみたいな新任がクラスにやってきた。全然怖いイメージもなく、この先生には、キャンプ、友達の文化祭など一緒に付いてもらっていた。

今、ネットで交流しているその頃の英語教師と、亡くなる数日まで私を含めたクラスの話をしていたと聞いた。

「やさしい子だけど現実を重く受け止めから、それだけが気がかり。」だって…。

そして、恩師の名字は、私の名字でもあり、先生の訃報を耳にしてから、ずっと大切な何かを教わっている気がしてならない。

先生、私は、あの頃と変わってませんよ…

悲しいくらい。

切ないくらい。

時代とともに心を痛むことが増えました。

波にはうまく乗れません。

その日々の中には、灯火のように暖かいことが蘇ってくる事に感謝をする事が多い。

変わりません。

変われません、先生。