母が亡くなってさみしく感じる時2 | 母が肺がんになった!闘病記と看取り記録

母が肺がんになった!闘病記と看取り記録

60代の母は肺腺癌(はいせんがん)。仕事、育児をしながら看護をしているワーキングマザーの記録です。

いつの頃か分からないけど、私が母に必ず連絡するタイミングがある。

それは飛行機に乗る前。

 

「今から○○行ってくるよ」

”気を付けてね”

「はーい」

 

その程度の他愛もない会話。

 

でももう電話する人もいないんだ。。

それを先週の出張で思い知った。

 

実は母の具合が悪いことを初めて知ったのも空港でだった。

 

母に電話したところ父か電話に出た。

 

”お母さんがおかしいんだ”

”頭がすごく痛いと言っている”

 

珍しくうろたえた声だった。

何か嫌なことが起こっている。

 

そんな直観があった。

 

でもこれから出張なのですぐに駆けつけることはできない。

出張中は早く戻りたいと気もそぞろだった。

 

そんな悲しい思い出が生まれてしまった空港。

 

これから空港に行くときは必ず母を思い出すんだろうな。