まだ記憶に新しい青森で行われたBC ONE POPPIN BATTLE SAMURAI。

満身創痍で挑んだバトルは無残にも初戦敗退。

そのバトル後色々考えさせられた。

自分の夢、現在の立ち位置、役目、生活、家族など。

30代後半に差し掛かる34歳という歳になってか、環境も色々変わってきた。

家族が増え、会社を設立、今までノリでやっていた事に今まで以上に多くの責任が伴うようになった。

それに加え怪我も増え、昨年では今まで経験したことのない身体にメスを入れる手術まで経験した。

手術後は今まで通り踊れなくなる危機をも感じていた。

そして気がつくと自分の中の炎が以前よりも弱くなっていた。

でも負けたくないと自分を奮い立たせ早期復帰を目指し突き進んだ。

そして挑んだSAMURAI。

結果は初戦敗退。

かなりのショックだった。

それと同時に「ここが限界なのかも」と

頭によぎった。

この時、自分の中の炎は風前の灯火。

でもこの時すでに今回参加した韓国のバトルBBICは決まっていた。

自分の韓国の同期の友人でもあるBOOGALOO KINとHOJINが誘ってくれてジャッジにPOPPIN J、POPIN PETEそしてTETSU-Gさんだった。
断る理由がなかった。

でもSAMURAIの後、とてもではないけど戦えるモチベーションではなかった。

正直、出場を辞退してキャンセルしたかった。

考える事数日間。

自分の中のどこかに「まだやれるだけやっていない、第一線から一歩引くにあたって言い訳が見つかる自分」がいた。

「これじゃースッキリしない。」

身を引くならやりきってスッキリしてからにしたい。
そう思った。

だからキャンセルはせず、とにかくやれる事はやろうと決心した。

それからもがきにもがいた!

ふと考えればネガティブなことばかり。弱気な自分がすぐ現れるようになっていた。

きっと何処かで確証はないけど立ち位置も仕事もあって、仕事をこなせば生活できる事への甘えがあったのかもしれない。

だからすぐ逃げ腰になれる自分がいた。

そんな自分と日々戦っていた。

普段の生活をしながら戦う日々。

「この炎を消してしまえば落ち着いてしまう、挑戦よりも確実なものを選ぶ自分になってしまう。」

そう思った。でもそれも正しい選択の1つだと思う。

ただ自分はそうじゃない。だからいっぱいもがいた。

そして韓国のバトルの日。

頭の中がグルグルグルグル。

ネガティブ、ポジティブ、ネガティブ、ポジティブ。

バトルに向けての意識は今までとは明らかに違った。

1日目の予選を見終えて部屋に戻れば、バトルのイメージを頭の中で繰り返す。

全てを前向きに、前向きに。

部屋ではソワソワ、何度深呼吸をしたか。

リラックスしようと色々試みるがなかなか落ち着かない。

そりゃそうだ。この一戦に自分は自ら多くのものを背負ってきた。

気楽に楽しんでは挑めなかった。

でもこれをマイナスにも捉えてもいなかった。

自ら下した判断に疑問はなかったしやる事は決まっていたから。

するのは、優勝のみ。

そして挑んだ

BUCHEON BBOY INTERNATIONAL CHAMPIONSHIP POPPIN SOLO BATTLE

トーナメントのメンバーも今のポップシーンのヒーローばかり。

この状況で自分を挑ませるには最高の舞台だった。

いざ出陣。

正直戦っている時は何も覚えていない。
ただただ一瞬一瞬に神経を研ぎ澄ませて無我夢中で踊った。

そして、多くの運も味方し結果は優勝。

この結果は何よりも自分にとって大きかった。

優勝よりもそこまで挑めた事、逃げずにやってこれた事が。

このもがき苦しんだ期間の経験が自分を間違いなく強くした。また一個新たに挑める自分が出来た。

間違いなく自分の中の炎は保つ事が出来た。

バトルの後、先輩や仲間から多くの嬉しい言葉を貰った。

その中に同じ気持ちでいる人もきっといると思う。

そんな仲間に言いたい。

まだまだ行ける!

行かなきゃダメだ、うちらは!

同世代が、同じ思いの仲間が、皆が潰れるまで諦めちゃダメだ。

お互い刺激しあって気持ちを上げていく。

仲間の誰か1人でも挑んで戦ってる姿、結果を残す姿を見せてくれたら何度でも立ち上がれると思う。

俺の周りにはそんな仲間や先輩がいっぱいいる。

俺もそういう存在の1人になれるようまだまだ頑張ります!!

これからも応援をよろしくお願いします。


最後に一言だけ言わせて下さい。


俺、獲ったぞーーーーーーーーっ!!!!!
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