私の彼、紹介します 第2章 47話 | Vicissitudes de richesse ~七転八起~

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人生、転んでも立ち上あがれば勝つんですよねぇ
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立ち上がって、立ち上がり続けるんです

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「それで提案なんだけどさ、篤も加奈子も大きくなってくるだろ?


そのうち自分の部屋が欲しくなる年頃になると思うんだ。


今はこの部屋でもいいけど、二人の部屋が必要になるからここより広い家に引っ越さないか?」


「ちょっと先の事を考え過ぎなんじゃないの?」


「子供の成長は早いぜ。」


「まぁそうだけど。」


「明日休みなんだ。賃貸のとこ探しに行こうぜ。」


と、言う訳で次の日私は子供達を双子用のベビーカーに乗せて彰君と家を探しに行った。


色々な物件を見たけど、これって言うのがなかった。


「なかなかいいのがないなぁ。」


「そう簡単には見つからないよ。次の彰君の休みの日にまた探そ。子供達もまだ小さいんだし。」


「あっ、わりぃ。次の休みミーティングが入ってるんだ。」


「休みなのに?」


「一応チーフだからな。」


その後も彰君の休みを物件探しに費やした。


20件近く物件は見たと思う。そしてようやく納得出来る家を見つけた。


子供部屋が2つ。リビングも広めにして私達の寝室。彰君の勤め先でもあるホテルにも近かった。


私は子供の面倒をみなきゃいけないから、引っ越しは全部業者の人に頼んだ。


ちょっと高くついたのが難点だったけど。


新居は窓も広くて快適たっだ。



子供達も保育園に入れて私は仕事復帰をした。


この保育園が見つからない状況で、保育園が見つかったのは助かった。


「今日から仕事に復帰します。長い間お休みを頂いていてすみませんでした。」


「いいんだよ。お子さんの事でも大変だっただろうから。」


子育ても子供の成長を見る事が出来て楽しかったけど、やっぱり私は仕事が好きなんだな。


毎日、仕事をして子供を保育園に迎えに行っても全然苦痛じゃなかった。


もちろん、私が仕事で遅くなる時は彰君が子供達を迎えに行ってくれた。


そんな順調な日々が突然、忙しい日になった。


篤が風疹になってしまったのだ。


当然病院に連れて行った。加奈子にも移っちゃまずいから篤とは別の部屋に寝かせる様になった。


私は篤と寝る様になり、加奈子は彰君が面倒をみる様になった。


予防接種は受けてたから油断してた。きっと保育園でうつったのかもしれない。


せっかく仕事復帰したけど、篤の看病で仕事は休まざるえなかった。


子育てって大変だなぁ。