私は仕事の話から逸れたくて話題を変える事にした。
「光もせっかくのオフなんだから、今日はゆっくりしたら?
ジムも終わったんだし。」
「サンキュ。じゃぁ、今日は友梨香に甘えちゃおっ。」
光は嬉しそうに私を抱きしめた。光を受け止める形になった私は、
光を押しのけながら
「ハイハイ。じゃぁ、今日の夕飯は光が好きなのを作ってあげる。何がいい?」
「俺は今は友梨香とイチャイチャしたい。」
「あのね~…。そのべったりくっついてくるクセなんとかしなさいよ。
ブルムンとしてテレビとかに出てる時とキャラが違い過ぎるでしょ。」
「『仕事』と『プライベート』を別けてるだけだい!」
光といい、紗由理といい私の周りにはなんで
こんなにくっつきたがる人が集まるんだろう。