OLと女優 第2章 34 | Vicissitudes de richesse ~七転八起~

Vicissitudes de richesse ~七転八起~

人生、転んでも立ち上あがれば勝つんですよねぇ
だから、転んでも立ち上がるんです
立ち上がって、立ち上がり続けるんです

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「あ、ホントだ。それ光君が歌番組とかでもしてる。


ファンの間でも噂になってるらしいんだよね。


結婚するのかって。でも結婚して欲しいとは言われてないんだ


微妙な関係だね。」


「そうなの。


だから貴女達の結婚の証人にはなれるかどうか分からないわ。


もちろん祝ってる気持ちはあるのよ。


でもこんな関係の私達が証人になってもおかしいでしょ。


社長さんだって光の事務所の社長さんだって許さないわ、きっと。」


「だから言ったじゃない。事後承諾だって。


さすがに記者会見したのに離婚はさせないでしょ。」


「記者会見するの?」


「当たり前じゃない。芸能人同士の結婚なんですもの。


それに元々私には彼氏がいるって噂があったしね。


これですっきりするわ。」


「紗由理もやる時はやるのよね…。


いつもはおっとりしてるかと思ったら大間違いだわ。


「そんな紗由理に俺は惚れたんんだけどな。


2人で会話を弾ませんでくれ。光がいないと俺の立場がない。」


武内さんは豪快に笑いながら紗由理の肩を抱いた。