OLと女優 第2章 20 | Vicissitudes de richesse ~七転八起~

Vicissitudes de richesse ~七転八起~

人生、転んでも立ち上あがれば勝つんですよねぇ
だから、転んでも立ち上がるんです
立ち上がって、立ち上がり続けるんです

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光は少し暗い表情をして説明し始めた。


「会社で友梨香は部下に告白されたみたいなんだ。


でも、俺とは言わず『付き合ってる人がいるから』って断ったらしくって。


でも、俺がいつだったか会社なんかに行ったりしてふざけてたら


そいつに俺と友梨香が付き合ってるのがバレちまって…。


今日いきなり性格が変わった様にカッターナイフで襲ってきたそうだ。


…俺があんなバカな事しなきゃ良かったんだ。」


「一体何をしたのよ。」


「会議の途中だったんだけど、後ろの席で椅子の下から


手を振っただけなんだけど、


そいつはすぐ俺の行動に気が付いたみたいだった。


それで、俺とそいつとどっちが友梨香に相応しいかとか言ってたらしい。」


紗由理は天井を見上げてつぶやいた。


OH MY GOD…よくまぁ、そんな大胆な事出来たわね。


友梨香の立場も考えたの?」


「スマン。俺が軽率だった。」


「もしかして週刊誌に貴方達の事を喋ってるのもその子じゃないの?」


「そうかもな。」