私はため息をついてしまった。凄い自信。羨ましいわ。
そして光は何を思ったのか、
「よし!その高田って男にもう一度会おうじゃないか。もう一度、会社に戻ろう。」
「それだけは辞めて。またあらぬ誤解を招くわ。」
「いや、男同士の話はしておいた方がいい。」
「じゃ、じゃぁ。こうしましょう。彼にだけ貴方と結婚するのを話すから、
その後うちでその『男同士の話』とやらをして。
とにかく今、会社に戻るのだけは辞めて。」
光は渋々と爪を噛みながら、
「判ったよ。友梨香がそこまで言うなら。」
「じゃぁ、私仕事に戻るわね。今日、うちに来れる?」
「もっちろん行くさ。待っててね。」