「だって、そうでしょ。前のボロアパートで大騒ぎはするし、
TVでの印象とは全然違うし、いきなり彼女います宣言しちゃうし。
でも、付き合っているうちに仕事に対する姿勢とか、
私を守ってくれようとしてくれるのが少しづつ判って…。
結婚しようと思ったの。」
私の渾身の告白を聞くと光は私に軽いキスをした。
そして、ガッツポーズをすると、
「よっしゃ~、じゃぁ後は事務所の許可をもらうだけだな。」
「そんな簡単にもらえるものなの?」
「う~ん、健の時はかなりもめたらしいけどなぁ。
でも健、曰く『強気で行け』だからな。強気、強気。」
ホントに大丈夫かしら。私も専務か常務に相談しないといけないな。
驚くだろうなぁ。
と、言うよりBLUE MOONの事を知っているかどうかも怪しい。