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こんにちは。

本日も私のブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 

今日は最近、思う事を書いてみようと思います。

 

最近、X(旧Twitter)上では、先日の日航機と海保の衝突事故についての投稿が目立っています。誰にとっても受け入れ難い大惨事となっており、関心を寄せる方が多いのも事実だと思います。中には、憶測や推測、興味からの発言も見られます。自分が感じたことや考えたことをリアルタイムに発信できるのがSNSの特徴であり良さでもありますが、SNS上に残した文字を誰かが受け取っている。文字の向こう側には、生身の人間がいる。生身の人間が、受け取り、感じ、考えているということを踏まえて、本当に発信する必要があるのか否かを判断し、行動して欲しいと願うばかりです。

 

 

私は子供時代に、極ご近所のご家族の殉職に遭遇しました。危険と隣り合わせの仕事だと頭では分かっていても、「仮定」と「実際に起こる」は異なります。日本人の気質的には、困難な場面で感情を露わにするよりも、気丈に振る舞う方が多いものですが、しかし現実は、受け入れられない事実と激しい混乱の中で茫然となっている、と言えます。こういう状況の時は、先ずはご家族が亡くなられた方と、静かに、そして十分にお別れができるようにしてあげることが大事です。インターネットが普及していない私の子供時代は、あちこちで引っ切り無しに話題にされたり、見知らぬ人の声が届くことは無かったと思いますが、今は違います。亡くなられた方のご家族と現在治療中の方とそのご家族様の心情を思いやった行動を願うばかりです。

 

 

文字の向こうに受け取る人がいる。

文字の向こうに生身の人間がいる。

 

 

この2つを心に留めていれば、思いやりのある発言が溢れるSNS環境が展開されると思います。そうであって欲しいと願うと共に、私自身もそうでなくてはいけないと改めて誓いました。

 

 

現在、SNS上で起きている風潮は、情報リテラシー教育と人権教育を考えるヒントになります。教育職・保育職を目指している方々には、子ども達の情報リテラシーと人権意識をどのように高めていくかを、ご一緒に考えていただきたいと願います。

 

 

 

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kngawa@hotmail.com(わたなべ)