私は幼稚部から大学までの18年間を
玉川の丘で過ごした卒業生です。
海外に在住して32年の歳月が経ちましたが、
玉川の丘で学んだことは
今も私の人生の糧となっています。
偶然、
佐藤馨一先生に関するブログを拝読して、
余りにも痛ましい事件に心痛む思いです。
心無い玉川学園の対応には
私も心底、驚きました。
私の知っている学園ではあり得ない対応です。
ご遺族の気持ちに寄り添うこともせず、
原因究明のアクションも取らないとは、、、。
組織として動いている、と
学園側は思われているかもしれませんが、
リスクマネージメントの観点からも
問題が大きいように感じました。
何よりも悲しかったのは
<校内放送> の件です。
生徒のショックは計り知れない、
大変に重要なことであるにも関わらず、
子どもたちの目を見て
話すことすらしないとは、、、。
本当に残念なことです。
私は駅から桜並木を通って、
聖山に続く道が好きでした。
左にはキノコの形の幼稚部。
ゆっくりと坂道をあがって、大体育館。
礼拝堂に行く階段道は
何度あがったことでしょうか。
ある年、
聖山を遮るようにできた大きな建物をみて
絶句しました。
息の出来ないような
圧迫感のある大きな壁のように見えました。
<学園は変わっちゃったなぁ、、、。>
と残念に思っていましたが
今回の心無い学園の対応を伺い、
まさに
あの大きな壁の圧迫感を感じています。
沢山の愛情と笑顔で
玉川教育を実践なさっていた馨一先生の姿は
多くの方々の心にあると思います。
教育現場でこんな悲しい事は
二度と起こってはいけないです。
私は馨一先生が、
小原先生や
天国に召された他の先生方や生徒の方達と
<夢の学校>を創って下さっていると
信じたいです。
今の学園の対応を知れば、
小原先生は涙を流して
怒られるのではないかと思います。
そして
馨一先生を抱き寄せられて、
謝っていらっしゃるのではないでしょうか。
私が小学部生だった頃、
慌ててグランド横の階段を駆け下りて、
國芳先生の前で
転げ落ちたことがありました。
その時に、直ぐに國芳先生は、
傍にいた生徒に
私を健康院へ連れていくように指示を出され、
階段の境目に見やすいようにペンキを塗るよう、部長先生にお願いして下さいました。
子どもの小さな転倒でも心を痛まれ、
<このような事は二度と起こしてはいけない>とすぐに対策を取られた國芳先生です。
馨一先生のことを
見逃すはずはありません。
必ずや大きな愛で馨一先生の魂を包んで、
共に泣いて、
正義は何かを示して下さる事と思います。