玉川学園を卒業して、数十年近く経つ者です。


私は佐藤馨一先生のお姉様のブログを最初から全部読ませていただいています。


去年4月「佐藤馨一先生との想い出」というブログを玉川学園を卒業した友人から教えてもらいました。


お姉様の弟さんである馨一先生を想うブログを読む度に涙がこみ上げてきます。


私は小原國芳先生が創立された玉川学園に入学できた事を、とても嬉しく思った事を覚えています。


國芳先生の礼拝のお話がとても楽しみでした。


数年前、玉川学園を訪れた時、正門横にあった池、幼稚部の園舎に代わり、それはそれは立派なビルと化した大学施設。当時の玉川学園の風景から様変わりしていて驚きました。


ブログを読ませていただいてる中で、一昨年7月7日の朝、馨一先生は出勤時にご友人と飲み会の約束をされ、その翌日に行方不明。


就業中に何かあったのでは、、、
と思ったものでした。


馨一先生は玉川学園を卒業され、母校の教員として17年間勤務され、多くの児童、卒業生、ご父兄の方々に厚い信頼があった馨一先生が、突然命を断たれてしまったことに心が痛みます。今、ご冥福をお祈りすることしかできないことが辛いところです。


私も馨一先生と同じような息子がいます。私が馨一先生の親でしたら、辛く、苦しい馨一先生をどうして助けてあげられなかったのかと、悔み、きっと苦しい日々を過ごしているのではないかと思います。


この世で何よりも尊い「命」が突然失われてしまった事に、玉川学園は真摯に受け止め「わかりません」ではなく、真相究明をするべきだと思います。


私が過ごした学生の頃の國芳先生、おばさまがいらした頃の玉川学園はどこにいってしまったのでしょう。


学力ももちろん大事ですが、人として最も大切な玉川学園が掲げている「全人教育」という原点に戻らなければ、施設ばかりが立派でも、國芳先生が創られた「玉川学園」ではないと思います。