数ヶ月前、
夫と出かけた先で
hard lockdownに遭ってしまった。


その時、
お互い敷地内の別の場所にいた。


穏やかな景色が
急遽殺気立ったのは
銃声6発鳴り響いた直後のこと。


夫は別の場所にいて
私は外のベンチに座って
鳥を眺めていた。


あたり一帯がざわめき出し、
中へ避難するよう、
建物から女性の大声が聞こえた。


何が何だか分からないまま
急いで荷物をまとめて建物の中に入り、
ドアにロックが掛けられ
電気が消された。


更に奥へ避難するよう急かされ
大勢の知らない人に紛れた。


敷地内に
Active Shooterがいる。
そう伝えられた。


銃を構えた人間の視界に入らないよう、
ドアや窓のそばに立たないこと。
身をかがめること。
光が漏れないよう携帯を使わないこと。
声を潜めること。


夫の安否を心配したのは勿論のこと、
どのくらい身を潜めて待機するのか
見当もつかなかった。


中には恐怖のあまり
涙を浮かべている女性もいた。


静けさの中、
「きっと大丈夫。守られてるから。」
と自分に言い聞かせた。


安全が確認され、
約2時間後にやっと解放された。


あの6発の銃声で
ひとりが亡くなった。


外に出た時の太陽が眩しくて

夫とも無事合流できたのが
ありがたくて

空の写真を撮ったら


天使のような形をした
太陽光線を放っている
太陽が映っていた。


守られて
生かされてるんだな、
と思えた。


目に見えない不思議な力が
働いていると思った出来事だった。