私は公立学校の現役教師です。学生時代は私立学校の一貫校で学生時代を過ごしました。



3月を目前に、今年も卒業生を送り出せるこの仕事の喜びを強く感じる季節になろうとしています。同じく玉川学園小学部の教員の皆さんもそうではないでしょうか。



しかし、2018年に小学部教諭の佐藤馨一先生の自死が起きた玉川学園は未だに遺族に何の対応もしていない様に感じます。



一現役教師として感じること --- その様な組織の中で同僚の死を横目で見ながら、かつ働く者の権利を主張する教職員組合もない玉川学園では、佐藤馨一先生の死の真相について、同僚として、学園側に原因究明する態勢も何も取れずに日々「自分の学級の事だけ」「自分の仕事の事だけ」静かにこなす教師生活を送らざる得ない息苦しい職場環境だと察します。



つい先日のニュースでは、5年前に自死をした東京都内の私立高男子の遺族が「学校側」の第三者委員会の調査に不服を申し立て東京都に再調査を依頼した知らせが世に流れました。ブログ読者とし、改めて何の対応もしていない玉川学園の現状に「教育施設」として、雇用教師の命に対してあまりにもずさんで冷たい無責任な対応をしている法人であることを強く感じます。



玉川学園は小原國芳先生が学園づくりの第一人者と記憶しています。この令和の時代、現状2023年、小原先生の一族とは関係の無い方が責任者として玉川学園を運営されている変化があったのか、と感じざるを得ないほどの運営と対応です。なぜなら私が知りうる限り、玉川学園は温かい心の通った人員の集まる学校だったからです。今の玉川学園の遺族に対しての対応は世間の常識ではありえない事です。



現状の玉川学園は雇用教師の自死に「一切因果関係はない」と遺族に言い張っている、ありえない運営状態と経営者の人格が伺えます



なぜ遺族の言葉に耳を傾ける事ができないのか。



なぜ遺族との面談を固辞する保護者とせめて、入念に聞き取りだけでも行い、その報告を遺族にできないのか。



なぜ学長ではなく、学園の顧問弁護士が遺族対応するのか。



保身に身を固めるばかりで、遺族の心情にしっかりと寄り添う対応や真摯に説明を尽くす対応がなく、遺族を真っ向から無視しているとしか感じません



ブログを拝読しただけの私がそう感じるのだから遺族の方の気持ちを思うと、ひとりの人間として、教師として、本当に悲しみに加えて苦しみも感じます。



私が佐藤馨一先生と仮に同じ職場で働いていたら、一緒に卒業生に拍手を送り何にも変えられない教師としての歓びを感じる気持ちで卒業式に一緒に臨むだろう、と考えてしまいます。



当時2018年7月まで一緒に佐藤馨一先生と働いていた玉川学園小学部の先生方・上司の方・最高責任者。いつまで貝のように口を閉ざし、「上司や周囲の教師からの行き過ぎた指導の指導死」「非常識保護者対応による極度のストレスの積み重ねが自死を招いた職場の環境であった」事実を封じるつもりですか



当時、佐藤馨一先生のクラスで理不尽な苦言を吐いたり、不躾な態度を露わにした保護者へ。今のあなたの対応は果たしてあなた自身のお子さんの為になっているのでしょうか?何をしてしまったか、言ったか、当時の周囲の方々は全てご存知です。



ブログ読者として玉川学園がいつ遺族に向き合うか。



教育現場に携わる者として、不信感しかありません。