毎月11日更新は3.11を想う日。
先月、刺繍展示会で出会った同郷のKさんから紹介された岩手県盛岡市の作家さんの「氷柱(つらら)の声」という本を読んだ。
震災にまつわるいくつかの話。
一人の人物の心の叫びが鐘の音のように共鳴して泣けた。
繰り返される「・・・・・を忘れない」
些細なことでも忘れちゃいけないという焦りのような感覚。
10代には大き過ぎた押し潰されそうな経験…若者の繊細な心を知った。
私は忘れてほしくないという想いもあって、毎月11日にこのブログを書いて来たが、初めてこう思った。
少しずつ「忘れない」を手放そうよ。
私には心の中の本音や想いを話せる友人がいる。
話すことで手放せてきたこともあった。
そういう存在がいてくれて本当に救われた。
作品で表現することも、手放す術だったように今は思える。
忘れられないもの、忘れたくないものは自分の核となる部分に蓄えられ、きっと強くなる、優しくなれる。
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