膠着状態の後には | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~


ドル円が歴史的な膠着状態となった事を今日の新聞報道でも書かれていましたが、確かにこれだけ値動きが乏しい状態というのは30年以上この世界にいても余り見た事がありません。
ただ、介入が何度か入るとその後は手が出しにくくなるため凪の状態はよくありましたが、今回は少し長過ぎます。
膠着状態が続くとデジタルオプション等のように上下にオプションの玉が増える事で更にそのレンジ内での動きが強まり膠着状態に入ります。
この様な状況が続くと市場のエネルギーがどんどん溜まり、このレンジをどちらかに抜けると一気にその方向に動いてしまう事が多く見られます。
その点からみると、寧ろチャンスが目の前にぶら下っているともいえます。
レンジは10月31日の介入前後の高安からのフィボナッチでみると77円10銭(61.8%)~78円60銭(50%)付近とみられます。
この上下の少し後ろに逆指しをするというのも一つの手ではあります。
今日のある新聞ではFX個人投資家の「逆張り」に罠というお題目で、逆張りに対し否定的な記事を載せていました。
確かしに、相場は順張りが基本ではありますが、デイトレやスキャルピング等では逆張りの方が利益を取り易い時が多い事も確かです。
今回のドル円買い介入の時などは、介入時に順張りで向かうと既に高値を掴んでしまう事が多く、寧ろ上昇した場面では逆張りの売りで向かう方が利益を得る事が出来ました。
単に逆張りが悪いというのは余りFXを理解していないともいえます。
取引スタイルによって、色々な手法があるという事を知っていただきたいと思います。
また、あるFPの方が書いていましたが、余裕資金で楽しむ方がよいという事を書いていましたが、それはどうでしょうか。
私の本でも書きましたが、相場に対して楽しんでしまうと利益を得る事は難しいものです。
本気で取り組む事こそ怪我をしないものだと私は信じています。
競馬などで楽しんでお金を賭けるのとは違います。