予想以上のユーロ売り | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

S&Pが既にEU首脳会議の前から格付けの見直しの話があり、昨日のムーディーズの話しも今のところそれ程インパクトはないと考えていましたが予想以上にユーロ売りが強まりました。
クリスマスの近づいたこの時期は徐々にポジションを軽めにしてくる事ため値動きも徐々に小さくなるものですが、今年はもう一段の動きがありそうです。
ユーロドルは先ほど1.3160まで売り込まれましたが、このレベルは10月5日の安値1.3145を意識しての動きのようです。
このレベル付近で踏み止まればダブルボトムを形成することにもなり、この近辺では買い戻しの注文が大分並んでいると思われます。
もし、抜けてくるようであれば損切りも巻き込み1.30ミドル(50%戻し)か、或いは1.29付近(今年の最安値1.2873)までの下落も視野に入ります。
今日はNYの午後にFOMC政策会合が開かれる事からドル買いが強まる可能性もあり、そうなればもう一段のユーロ売りも考えられます。

ユーロポンド
昨日は案の定、ユーロポンドを仕掛けてきたところがあったようです。
もしユーロ売りが強まるようであればユーロポンドの下落スピードは更に加速する可能性があります。
ユーロとの溝を深めたポンドはユーロの悪材料が出ればポンド買い、好材料が出ればポンド売りといった投機的な動きが入り上下に振れ易くなりそうです。
しかし、あくまで対ドルではユーロとポンドは同じ方向に振れる動きには変化はないとみます。
下値は0.84から0.83ミドル付近が今のところサポートとみていますが、本格的な下落が始まれば0.8も視野に入りそうです。

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