ドル安円安 | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

ユーロ圏財務相会合ではEFSFの支援能力拡大で合意した事で一先ず欧州債務危機への道筋がほんの少し見えてきた事から市場のリスク回避の動きが後退。
規模は1兆ユーロを下回る見通しでレバレッジも精々2-3倍と思われます。
また、昨日実施されたイタリア国債の入札は75億ユーロを調達する事が出来まずまずの結果であったことから市場には安心感が漂い始めリスク回避の動きが緩和されドルや円の売り戻しの動きがみられました。
今日30日はEU財務相会合が開けれ、明日はスペインとフランスの入札が予定されている事から、まだまだ気の抜けない相場展開が続きます。
12月9日の欧州サミットで結論がみるまではまだ紆余曲折がありそうです。
昨日発表された米消費者信頼感指数は56と予想の44を大きく上回りました。
FRBイエレン副総裁は景気回復を促す為の追加緩和の余地がある事を示したものの、最近の米経済指標をみるとその発言も今のところインパクトは見られませんでした。
いずれにしても12月9日までは欧州債務危機回避への話し合いがされる間は大きなユーロの下落は避けられそうです。
一方で、米国はクリスマス商戦への期待感からNYダウの上昇がみられるようであればリスクオンの動きからドル安円安の動きが強まりそうです。