週明けのNY市場はドル買いユーロ売り | 岡安のFXブログ レグザム・フォレックス

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-~ 岡安式相場の読み方 ~

IMFがイタリアに6000億ユーロの支援をするという話でユーロは上昇したというのは単なるショートカバーでしかなかったかもしれません。
その後、IMFはイタリアとそのような協議はしていないと否定されたもののユーロ売りはそれ程見られませんでした。
欧州市場ではドイツ紙ウエルトがドイツとフランスが債務危機封じ込めに向けて安定協定を計画していると報じ、独のジョイブレ財務相は財政規律強化に向けた条約改正を呼び掛けた事でユーロは100ポイント近く上昇しました。
しかし、その後NY市場に入ると一旦はユーロ買いも見られましたが、その後はじりじりと再びユーロ売りが強まり最終的にアジアの朝のレベルまで下落し往って来いとなりました。
米国のブラックフライデーでは小売店売り上げが16%増と過去最高となった事でリセッションへの懸念が後退しNY株式市場は大きく上昇。
結果的にNY市場ではドルとクロス円が全般的に堅調な動きを示した事でドル円は78円台に乗せて終了するなど、これまでの円高の流れに変化がみられます。
欧州信用リスクの高まりからドルの資金調達需要の高まりから短期金利が上昇してきた事も上昇の一つの要因となります。
この動きが決算にかけての特殊な需要もあると思われますが、実際にリスクからの逃避の動きもみられる事からドル円の底は切り上がってきています。
10月末に実施した介入による高値79円ミドルを試す展開とみてよいかもしれません。


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