NY市場の引け間際に格付け会社フィッチがユーロ圏危機の悪化は米銀の信用力に進行なリスクをもたらすと指摘。
これを受け、NYダウが下落するとともにリスク回避の動きから安全通貨としてのドルが全面高の展開となりました。
クロス円も未明の発表で最も流動性が低い市場の中で損切りを巻き込みながら全面安の展開となりました。
フィッチのニュースは当たり前の事でありそれ程相場にとって大きな材料とは思えない内容ですが、不安心理が燻っている時だけに薄商いのなかで過度に反応し過ぎた観もあります。
その前に日銀総裁が欧州危機が世界経済に
アジア市場では損切りを巻き込んだ分だけ上値の重い展開となりそうですが、欧州時間に入り下落の反動が入る可能性も考えられます。
ただ、今晩はスペインとフランスの国債入札を控えており低調な結果となれば更にユーロ売りが強まると思われます。
ただ、ECBが債券購入の動きや、欧州危機が深刻化すれば米国で追加量的緩和への期待も高まる事でドル安の動きが強まる可能性もあり、一本調子のユーロ安も難しそうです。