昨日はセミナー中に法案が可決されるかと思っていましたが結局発表は10時過ぎとなり残念ながらライブ中継は出来ずに失礼しました。
可決される段階で一時反対票が賛成票を上回る時がありそれまで買われていたユーロは一時下落する場面もみられたものの、賛成票が155票と僅差ではありましたが可決された事で再び買いが強まり下落前のレベルの1.44ミドルまで上昇して引けました。
この決定はギリシャにとっては大きな一歩であったと言えます。
これで次は7月3日のユーロ圏財務相会合で追加融資における民間金融機関の負担等について話し合われることになります。
これが再び難航するようであればユーロ売りが強まると思われますが、ここまできたらやらざるを得ないと思われます。
もし、格付け会社がデフォルトと見做したとしても既にギリシャの格付けはほぼデフォルトと変わらないレベルまで引き下げている事から影響は限定的となりそうです。
次の市場の焦点は米国の債務上限引き上げが認められるかどうかに移りそうです。
こちらも、出来レースの様な観もありますが、それまではドルのリスクは残りそうです。